美しくも恐ろしい“肉食貝”イモガイを紹介

西宮市貝類館『世界のイモガイ展』　西宮市

　貝類専門の博物館・西宮市貝類館で3月15日、『世界のイモガイ展』が始まった。4月10日まで。

　建築家・安藤忠雄さんの設計によりヨットの帆をイメ－ジした外観を持ち、館内は海の中を思わせるようなブル－で統一された同館では、日本貝類学の礎を築いた黒田徳米博士の学術資料を核として約2000種・5000点の貝を展示している。今回始まった『世界のイモガイ展』では、全ての種類が肉食性のイモガイを紹介。世界に約500種類が生息しているイモガイの仲間は、生きた小魚などを襲うため､体内には強い毒とそれを注入する針状の矢を持っているという。会場には、殻の表面に派手で美しい色彩豊かな模様が描かれた美麗種や、猛毒を持つ種類など137種類140点を展示。

　また3月17日13時30分からは、小学生以上を対象に同館学芸員の高田良二さんがイモガイ類について解説するセミナーも実施。事前予約不要、参加無料。

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