「花」と「植物」にスポットをあて、日本では未刊行の絵本も紹介

『ミッフィーのたのしいお花畑 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展』

　『ミッフィーのたのしいお花畑 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展』　が7月29日から8月27日まで、加古川総合文化センター（加古川市平岡町）で開催される。

　1955年に誕生した絵本「ミッフィー（うさこちゃん）」シリーズで知られ、2017年2月に惜しまれながら亡くなったオランダ人絵本作家でグラフィックデザイナーのディック・ブルーナ。「ブルーナカラー」と呼ばれる6つの色と、温かみのある手描きの線で描かれた絵本は世界中で愛されている。

　同展では、『うさこちゃんとじてんしゃ』（1982年）『うたこさんのにわしごと』（1977年）などの絵本に描かれた「花」と「植物」にスポットをあて、それらが登場する作品や日本では未刊行の『はなのほん』（1975年）からの作品、約90点を紹介。『はなのほん』には花のイラストとその名前だけが描かれ、「どこに咲くのか、どんな匂いなのか、もっとくわしく知りたければ、お父さんやお母さんがお話しをしてくれることでしょう」と語ったというブルーナの言葉通り、知的好奇心が刺激される絵本の世界を楽しむことができる。また会期中は、ミッフィーの塗り絵やかぶり物の工作イベントも実施される。

詳細情報