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ロックバンド「FIVE NEW OLD」よりHIROSHIにインタビュー

神戸出身のバンド「FIVE NEW OLD」がメジャー2ndアルバムとなる『Emulsification』を今秋にリリースすることを発表した。「乳化」という意味を持つ今作。4人体制となり初めてのアルバムとなり、これまでとは違ったアプローチ、何が起きるかわからない‟手探り状態”をメンバー自身が楽しんでいるという。さらに、9月からは神戸 太陽と虎を皮切りに14都市を巡る同タイトルのツアーを開催。まだ制作に取り掛かったばかりという同作に込めた想い、地元・神戸への熱い想いについて、ボーカル&ギターのHIROSHIさんにインタビュー。

これまでより深いところまで掘り下げた作品

―メジャー2ndアルバム『Emulsification』の今秋リリースが発表されました。本作のコンセプトを教えてください。
直訳すると「乳化」という意味なんですが、水と油のように本来は混ざり合わないものでも、ある触媒を1つ入れることで互いが溶け合うという、その矛盾みたいなものを表現したかったんです。対比するものを抱えつつ、その矛盾に対して自分の中で折り合いをつけて進んで、1つの形に残していくことがFIVE NEW OLDとして音楽を続けていく自分の原動力になるんじゃないかと思っています。

―「混ぜ合わせる」という表現は、これまでに無かったアプローチのように感じました。
そうですね。これまでの作品では、両極端なものや対比されたものをテーマに扱うことが多くて。最初の頃で言うと「なりたい自分となるべき自分」だったり、前回のアルバム『Too Much Is Never Enough』はタイトル通り「ありすぎて足りない」という矛盾を歌っていました。僕はそういうテーマに強く惹かれることに気付いたんです。そこで今回改めて意志表示というか、皆さんが普段の暮らしの中で抱えている「悩み」と、音楽を楽しむときの「喜び」が共存して、人生が豊かになるようなライブや音楽を僕らが届けられたらいいなという想いを込めました。矛盾をどうにかしたい、でもどうにもできない…そういう葛藤を味わいながら作品にしたいなと。これまでより深いところまで掘り下げた作品になると思います。

―制作に取り掛かったばかりということですが、今はその掘り下げる作業を楽しんでいる状況ですか?
何が起きるかわからない、この手探り状態を楽しんでいます。マーブル調のキービジュアルも自分で作ったんですが、グラフィックではなくちゃんと絵の具を垂らして色を混ぜるという手法で作っていて、これも今までとは違う感じなんですよね。どこに向かうか、どういう結果が待っているのか、何がどこに吸収されていくのか。自分たちでもわからないという面白さがキーポイントになるんじゃないかと。

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