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舞台『室温~夜の音楽~』古川雄輝さんにインタビュー

―シナリオだけでなく共演される役者さんも魅力的な方が多いと思いますが、共演者の皆さんへの印象はいかがですか。
平野綾さんと「我が家」の坪倉由幸さんとはご挨拶したんですが、ほかの皆さんとはまだお会い出来てなくて…。長井短さんだけは、ドラマでご一緒させていただいてます。実は今回のお話はそのドラマの撮影中にいただいて、舞台に出演者を聞くと長井さんもその1人だと聞いて驚きました。

僕は長井さんのお芝居が大好きで、彼女をアドリブの女王と思っています。変化球を投げるのがめちゃくちゃ上手で、非常に魅力的な女優さんです。そんな彼女と一緒にお仕事をして「素晴らしいな」と思ってる中での(共演の)お話だったので、長井さんが出る時点で出たいという気持ちが非常に強くなりました。

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―そうなんですね!そのほかに古川さんがこの舞台で楽しみにしていることはありますか?
自分は性格上どうしても心配性なので、「出来るかな~」という不安だったり、緊張感は増しているんですが…、う~ん、楽しみにしていること…。まずはこの3年間やってきた映像作品の仕事で培ったものが、この舞台で通用するのかということ。あとは今回「はい」「いいえ」みたいな短いワードのセリフが多いのですが、そのセリフを役者がどう捉え、どう提示するかで(劇中の)コミカル具合がかなり変わってくるんじゃないかと思っているんです。なので、そうしたセリフを共演者の皆さんがどう捉えて、どう提示するのか非常に楽しみなのと、同時に僕がしっかり提示できるのか不安です…(笑)。

―これまで様々な役柄を演じてこられた古川さん。どんな風に役作りをされているのか気になります。
台本を読んで気になるセリフがあったら、(自分の演じるキャラクターが)そのセリフを(本心で)言えるように、逆算して作ることが多いかもしれないです。気になったということは、キャラクターとしてそのセリフを言えない可能性があるので。こんなことを言うキャラってどんな人物なんだろうと、前のシーンに戻って考えます。なので基本的にはセリフを覚えながら、役作りを進めます。そこから監督や演出家と(役柄について)しっかり相談して、すべてクリアにした状態で(撮影に)入ります。

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―本舞台のテーマに「正気と狂気の相反する感情」というものがありますが、ご自身の中で「こういう時の自分はちょっと狂気的かも…」と思う部分はありますか?
“狂気的”というか、“異常”だなと思う部分は、演じるキャラクターの役柄について自分がこうだと思ったらゆずれなくなる時があります。多分、譲った方がうまく進むこともあると思うんですけど…。役に対して誰よりも深く考え、理解しているという自負があるからこそ、こだわりが強くなって譲れなくなるんでしょうね。「自分でもたまに、もう譲ればいいじゃん…」と思うことがあります(笑)。

―今作はホラーコメディですが、今までにホラー体験をしたことは?
心霊体験はありませんが、最近一番怖かったのは、自分には“忙しくなってくると無意識にモノを捨ててしまう癖”があると気付いたことですね。以前、家からゴミ捨て場に寄って現場に向かう時、手に持っていた朝ご飯とコーヒーまで一緒に捨ててしまって。今撮影している刑事のドラマでも、現場でスタバかなにかのギフトカードをいただいたんですが、家に帰って玄関を開けたらもうなくて。多分、また無意識に捨ててしまったんだと思います…。

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―最後にこの舞台を楽しみにしている方へのメッセージをお願いします!
稽古はこれからなのでどんな仕上がりになるのかはまだわかりませんが、先ほども言った通り、この作品はお客さんが入るからこそ成立する作品だと思うので、皆さんと一緒に楽しい体験ができるような舞台となるように頑張っていきたいです。トークショーなどもやるので是非遊びに来てください。

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古川 雄輝
1987年12月18日生まれ、東京都出身。7歳でカナダへ。中学卒業とともに、単身アメリカ・NYへ渡る。新人発掘オーディション「キャンパスター★H50withメンズノンノ」で審査員特別賞を受賞し、2010年8月より役者デビュー。中国で爆発的にヒットした主演ドラマ『イタズラなKiss in TOKYO』(13)を始め、主な出演作は舞台『俺たちの明日』(14)、『神の子どもたちはみな踊る』(19)、連続ドラマ『神さまのえこひいき』(22)、『ねこ物件』(22)など。5月より、ドラマ『嫌われ監察官 音無六一』にも出演予定。

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舞台『室温~夜の音楽~』

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人間の持つ善と悪、正気と狂気の相反する感情を恐怖と笑いに織り込んだ傑作戯曲

⽥舎でふたり暮らしをしているホラー作家・海⽼沢⼗三(堀部圭亮)と娘・キオリ(平野綾)。12年前、拉致・監禁の末、集団暴⾏を受け殺害されたキオリの双⼦の妹・サオリの命⽇の⽇に、様々な⼈々が海⽼沢家に集まってくる中、そこには焼香をしたいと訪ねてきた、加害者の少年のひとり、間宮(古川雄輝)の姿が。偶然か…、必然か…、登場人物たちの奇妙な関係は物語が進むに連れ、死者と⽣者、虚構と現実、善と悪との境が曖昧になっていき、やがて過去の真相が浮かびあがってくる…。

兵庫公演 2022年7月22日(金)~24日(日)
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出 河原雅彦
音楽・演奏 在日ファンク
出演 古川雄輝 平野綾
坪倉由幸(我が家) 浜野謙太
長井短  堀部圭亮 / 伊藤ヨタロウ ジェントル久保田
企画・製作 関西テレビ放送
劇場(兵庫) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
公式サイト https://www.ktv.jp/shitsuon
公式Twitter https://twitter.com/shitsuon_ktv

取材・文:甘佐直人

写真:菅 知美

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