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オールド・ノリタケなど、レトロなデザインの陶磁器を展示
『セラミックス・ジャパン 陶磁器でたどる日本のモダン』 篠山市
兵庫陶芸美術館(篠山市今田町)で現在、近代の日本で作られた陶磁器のデザインの変遷を辿る『セラミックス・ジャパン 陶磁器でたどる日本のモダン』が開催されている。11月27日まで。
幕末から明治時代初期にかけて西洋で起こったジャポニスムを機に、日本の陶磁器には武者図や花鳥図のような日本の伝統的な意匠が、上絵付や金彩によって色彩豊かに描かれた。それらは欧米を中心に海外に輸出され、後にアール・ヌーヴォーが大流行するきっかけとなる。明治時代後期の日本では、曲線の多用を特徴としたアール・ヌーヴォーに影響を受け、陶磁器でも新たなデザインの研究が盛んに行われた。
大正時代以降デザインはさらに多彩となり、暮らしに彩りを添えるための陶磁器が、陶芸家の個性を反映するかたちで生み出されていった。また一方で、陶磁器メーカーが台頭し国内外向けの製品を量産。なかでもオールド・ノリタケと呼ばれる日本陶器の製品は、アール・ヌーヴォーやアール・デコ様式のデザインを取り入れ、国内の陶磁器メーカーにも大きな影響を与えた。
同展では、明治維新から第二次世界大戦までの約70年間にデザインされた、食器をはじめとする幅広い用途の陶磁器を紹介。明治・大正・昭和のレトロでモダンな陶磁器の数々を鑑賞できる。
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詳細情報
- タイトル
- 『セラミックス・ジャパン 陶磁器でたどる日本のモダン』
- 開催期間
- 9月10日(土)~11月27日(日)
※月曜休館、ただし祝日の場合はその翌日 - 会場
- 兵庫陶芸美術館
(篠山市今田町上立杭4)
GoogleMapで探す - アクセス
- ・電車
JR福知山線「相野駅」⇒神姫グリーンバス「兵庫陶芸美術館行き」「こんだ薬師温泉行き」「清水寺行き」乗車「兵庫陶芸美術館」下車
JR「篠山口駅」⇒直通バス乗車 ※11月27日までの土日祝のみ
・車
舞鶴若狭自動車道「三田西IC」から約15分、または「丹南篠山口IC」から約20分
中国自動車道「滝野社IC」から国道372号を東へ約30分
国道176号を北上、三田市四ツ辻信号を左折約15分 - 料金
- 一般1,000(800)円、大学生800(600)円、高校生500(400)円、中学生以下無料
※()内は20人以上の団体料金 - 問い合わせ
- 兵庫陶芸美術館
TEL 079-597-3961
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