だんじり船を舞台に幽玄の国生み伝説を

『家島船上能』　姫路市

　姫路市の家島本島にある真浦港乗船場付近で7月22日、家島天神祭で使われる真浦だんじり船上を舞台とした能の上演会『家島船上能』が開催される。

　家島の昔話をもとにした新作能物語り「国生み壱」「国生み弐」をはじめ、能「岩船」「乱」といった演目が、豪華絢爛な装飾を施しただんじり船で繰り広げられる。出演者は、シテ方宝生流能楽師の辰巳満次郎さん、姫路市在住でワキ方福王流能楽師の江崎欽次朗さんら。

　15時開演の第1部で「国生み壱」と「岩船」を、18時30分開演の第2部で「国生み弐」と「乱」を上演。いずれも上演時間は1時間半程度。チケットは各部4500円、通しで8000円で、家島観光事業組合とJTB姫路支店にて販売されている。

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