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県美プレミアム 作品に触れることのできる恒例企画
兵庫県立美術館『美術の中のかたち―手で見る造形 つなぐ×つつむ×つかむ:無視覚流鑑賞の極意』
兵庫県立美術館(神戸市中央区)では現在、全盲の文化人類学者・広瀬浩二郎さん(国立民族学博物館准教授)の声によるガイドで視覚を使わずに作品を鑑賞できる『美術の中のかたち―手で見る造形 つなぐ×つつむ×つかむ:無視覚流鑑賞の極意』が開催されている。期間は11月6日まで。
作品に触れることで視覚に障がいをもつ人々に広く作品鑑賞の機会を提供し、また視覚に偏りがちな美術鑑賞のあり方を問い直すことを目指して1989年より行われている同館の恒例企画「美術の中のかたち―手で見る造形」展。今回は、パズルを組み立てる創造力「つなぐ」、者・物が重なり一体化する感応力「つつむ」、目に見えない部分をとらえる洞察力「つかむ」をキーワードに展開される。視覚を用いない新たな美術鑑賞の可能性を探るとともに、誰にでも備わる知覚の潜在力を引き出す。
また、会期中には広瀬浩二郎さんによるワークショップ(7月23日、8月6日※要事前申し込み)や講演会(9月19日)も実施される。収蔵作品の中から時間に関する5つのキーワードに沿って紹介する県美プレミアム特集『時間をひらく―新収蔵品を中心に』も同時開催。
【関連イベント】
・ワークショップ(1)「触る感動、動く触感―触角人間になろう!」
講師 広瀬浩二郎さん(全盲の文化人類学者/国立民族学博物館准教授)
日時 7月23日(土)10:30〜(約90分)
会場 アトリエ2/対象 中学生以上(参加無料)
要申し込み(定員20人/詳細は公式サイト参照)
・ワークショップ(2)こどものイベント「テでさわる、カラダがさわる、ココロにさわる」
講師 広瀬浩二郎さん(全盲の文化人類学者/国立民族学博物館准教授)
日時 8月6日(土)10:30〜(約90分)
会場 アトリエ2/対象 小学生(1.2年生は保護者同伴/参加費 400円)
要申し込み(定員20人/7月6日10:00より受付開始、こどものイベント係TEL 078-262-0908まで)
・講演会「人生の触り方――『無視覚流』の極意を求めて」
講師 広瀬浩二郎さん(全盲の文化人類学者/国立民族学博物館准教授)
日時 9月19日(月・祝)15:00〜(約90分)
会場 レクチャールーム(参加無料/定員100人)
詳細情報
- タイトル
- 『美術の中のかたち―手で見る造形 つなぐ×つつむ×つかむ:無視覚流鑑賞の極意』
- 会期
- 7月2日(土)〜11月6日(日)月曜休館
※7月18日(月・祝)、9月19日(月・祝)、10月10日(月・祝)は開館
7月19日(火)、9 月20日(火)、10月11日(火)は休館
※入場は閉館の30分前まで - 会場
- 兵庫県立美術館 展示室4
(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)
GoogleMapで探す - 開館時間
- 10:00〜18:00
※特別展開催中の金・土曜日は夜間開館(20:00まで) - 観覧料
- 一般510円、大学生410円、高校生260円、
65歳以上は一般料金の半額、中学生以下無料
※障がいのある方とその介護者1人は無料 - 問い合わせ
- 兵庫県立美術館
TEL 078-262-0901