収蔵作品からの中から“時間”に関する5つのキーワードに沿って紹介

兵庫県立美術館　県美プレミアム特集『時間をひらく―新収蔵品を中心に』

　兵庫県立美術館（神戸市中央区）にて現在、9,000点を超える収蔵作品を1年間でIII期に区切って紹介する「県美プレミアム」の2016年度第II期『時間をひらく―新収蔵品を中心に』が開催されている。期間は11月6日まで。

　「まちの時間、ひとの時間」「時間よ、止まれ!?」「封じられた時間、放たれる時間」「めぐる時間」「蠢（うごめ）く時間」という、“時間”に関する5つのキーワードに沿って構成。佐伯祐三など近代洋画の名品からやなぎみわなど現代作家による斬新な作品まで2015年度から2016年度にかけて新たに同館の所蔵品に加わった作品を中心に、同館のコレクションとして長い時を歩んできた作品も織り交ぜながら約40点を一堂に展示する。会期中にはミュージアムボランティアによるガイドツアー（毎週金・土・日）や学芸員によるギャラリートーク（9月3日、10月1日）などのほか、こどものイベント「夏休みスペシャル2016」としてワークショップなどの催しも行われる。

　同館担当者は「日常とは全く違った時間がぎゅっと詰まっている美術作品。しばし日常を離れ、美術作品がひらく特別な時間の体験をお楽しみください」と来場を呼びかけた。手で触って鑑賞できる展覧会の小企画『美術の中のかたち―手で見る造形　つなぐ×つつむ×つかむ：無視覚流鑑賞の極意』も同時開催される。

【関連イベント】
・ミュージアムボランティアによるガイドツアー
　日時 会期中の毎週金・土・日曜日13:00 〜（約45分）
　参加無料（要観覧券・定員なし・エントランスに集合）

・こどものイベント「夏休みスペシャル2016」
　日時 7月30日（土）、31日（日）
　受付場所 アトリエ2（こども優先・入退場自由・先着順・混雑時は入場制限あり）
　問い合わせ TEL 078-262-0908（こどもプログラム係）
　（１）のりちゃん先生の夏休みの工作相談室
　　　　11:00〜15:00（受付10:45〜14:30）参加無料
　（２）つないで つないで…あっち向いて、キャップ！
　　　　11:00〜16:00（受付10:45〜15:30）参加無料
　（３）昼下がりのバッジ工場（ファクトリー）　※材料がなくなり次第終了
　　　　14:00〜16:00（受付13:45〜15:30）参加費100円〜300円必要
　（４）展示室でわいわいわい　※開始時間15分前から受付開始、先着順
　　　　30日（土）14:00〜14:30、31日（日）11:00〜11:30　中学生以下は無料
　　　　※高校生以上が同伴する場合は別途観覧料金（団体料金）が必要

・学芸員によるギャラリートーク
　日時 9月3日（土）「小磯・金山記念室」、 10月1日（土）「コレクションの逸品」
　16:00〜（約40分）／参加無料（要観覧券・定員なし）

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