勝利への底なしの欲望

映画『疑惑のチャンピオン』

　サイクルロードレースの最高峰「ツール・ド・フランス」で奇跡の7連覇を果たしたランス・アームストロングのドーピング疑惑を追及した記者のノンフィクションをもとにアームストロングの栄光と転落の軌跡を映画化した『疑惑のチャンピオン』が7月2日（土）に公開される。

＜ストーリー＞
1993年にサイクルロードレースの最高峰「ツール・ド・フランス」にデビューした若きアメリカ人、ランス・アームストロング（ベン・フォスター）は、勝利への飽くなき野心に満ちあふれていたが、レースで優勝した直後激しく咳き込んで吐血し、医師から重度のガンを宣告されてしまう。過酷な大手術とリハビリを経て快復したランス・アームストロングは、1999年の第86回〈ツール・ド・フランス〉に乗り込み、驚異的な快走を披露して見事に優勝を果たす。しかし、上り坂が苦手だったアームストロングが短期間のうちにこれほど飛躍的にスピードが上昇するようになったのはあまりにも不自然ではないか、とスポーツ・ジャーナリストのデイヴィッド・ウォルシュ（クリス・オダウド）は疑念を抱く。果たして彼は英雄か、それとも…。

詳細情報