数多くの芸術家の制作拠点となった「丸沼芸術の森」の所蔵作品や活動を紹介

『丸沼芸術の森コレクション』展　西脇市

　西脇市岡之山美術館（西脇市上比延町）で現在、『丸沼芸術の森コレクション』展が開催されている。期間は6月12日まで。

　丸沼芸術の森（埼玉県朝霞市）は、1985年に若手芸術家への支援を目的として設立され、国内外で活躍する数多くの芸術家を輩出してきた。一方で、芸術家の勉強のために収集された素描・水彩を中心とする豊富なジャンルのコレクションは、作家の創作過程を明らかにする極めて重要な資料として、高い評価を得ている。

　同展は、丸沼芸術の森代表の須崎勝茂さんの妻で世界的フルート奏者の村上成美さんが西脇市出身という縁から実現。丸沼芸術の森アトリエを拠点に活動する芸術家の作品をはじめ、日本の現代美術家・村上隆の初期作品、アメリカを代表するアンドリュー・ワイエスの版画、梅原龍三郎の裸婦画など世代やジャンルを超えた9人の作家による29点の作品が展示されている。また、芸術を通した地域社会への貢献を続ける丸沼芸術の森の活動についても知ることができる。

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