油彩画34点ほか神戸新聞連載小説の挿絵原画などを展示

『小磯良平作品選Ⅰ‐油彩‐』　神戸市東灘区

　昭和の神戸モダニズムを代表する洋画家・小磯良平（1903～88年）の作品を収蔵する「神戸市立小磯記念美術館」で現在、『小磯良平作品選Ⅰ‐油彩‐』が開催されている。期間は7月31日まで。

　本展では油彩作品34点が展示されるほか、昭和41年11月から翌年9月にかけて神戸新聞夕刊に連載された、神戸ゆかりの作家・白川渥さんの連載小説「適齢期」の挿絵原画が初公開される。巧みな筆致で人物や風俗をとらえた挿絵からは昭和の懐かしさが感じられるという。

　さらに、「コレクション企画展示 絵画の中の“和”」と題して、“日本的なもの”をテーマにした作品も紹介。舞妓・大原女・白川女といった和装の人物像から、神社などを描いた風景画まで、“小磯さんらしいモダンでハイカラな雰囲気”が漂う作品の数々が観賞できる。

　また、会期中は学芸員と一緒に作品を鑑賞する「ギャラリーツアー」や美術館インフォメーションスタッフが解説する「アトリエ解説」などの催しも行われる。

ギャラリーツアー
開催 毎週日曜日 14:00～（約30分間）
内容 学芸員と一緒に作品を鑑賞するツアー

アトリエ解説
開催 11:00～、14:00～（約20分間）
内容 美術館インフォメーションスタッフがアトリエ内で解説
※イベント等のある場合は時間を変更

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