雪国気分を満喫

『かまくらレストラン＆バー』　香美町

　かまくらの中で但馬牛のバーベキューなどを味わえる『かまくらレストラン＆バー』がたじま高原植物園（香美町村岡区）で開催されている。期間は3月21日まで、要申し込み。

　最大約3メートルの積雪となる同園で、雪を観光資源として利用するために昨年初めて実施され、2回目。海外や沖縄なども含む各地から約1200人が利用した注目のイベントで、今年度も受付開始直後から利用の問い合わせが続いているという。

　型枠を使用して作るかまくらは高さ2.5×奥行2.5メートルで、大人4人がゆったりと過ごすことができる広さ。中にはあまり風が吹き込まないため、それほど寒さを感じずに済むが、足元には断熱材を敷いてブランケットの貸し出しも行うなど利用者への配慮も欠かさないという。かまくら内で提供されるのは特産の但馬牛を味わえるコースで、バーベキュー・すき焼鍋から好きなメニューを選ぶことができる。1人前6000円のSコースでは、ロースやヒレだけでなく、「イチボ」「ネック」「ウデ」といった普段あまり食べる機会がない部位の食べ比べも可能。18時以降にはバーとしての営業も始まり、香美町産の梨ワインを使ったホットワインや日本酒、カクテルといったアルコールメニューで身体を温められる。

　また今回は、揺らめくロウソクに見立てたイルミネーションを約1000個設置して、より一層幻想的な雰囲気を演出。昼は雪だるま作りなどの雪遊びをした銀世界が、夜は満天の星空とイルミネーションでロマンティックな空間へと装いを変える。期間中、かまくらに宿泊する特別イベント「かまくらホテル」も企画されており、都市部では味わえない雪国の雰囲気を満喫できる。

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