フカフカの新雪にワクワク　「とちのき村」で真冬のアウトドア体験　香美町

　京阪神エリアから車で約3時間に位置する豪雪地域「とちのき村」（香美町小代区）で現在、専門のインストラクターによるサポートのもとで真冬のアウトドアを安全に体験できる特別プランが実施されている。3月31日まで、参加には事前予約が必要。

　チャレンジするフィールドは、一面の雪景色が眩しく広がる美方高原。まだ誰も歩いていないフカフカの新雪の上を歩く「スノーシューハイキング」では、樹齢500年を超える大トチノキの巨木群や、樹氷に覆われた針葉樹・広葉樹林といった豊かな自然を見ながら標高1070メートルの高丸山山頂を目指す。コース中ではウサギの足跡を見つけたり、天然のドライフラワーが姿を現したりといった雪山ならではの発見があり、寒さも忘れるようなワクワク感を味わえるという。

　また、エスキモーなどの民族がアザラシやセイウチを狩猟するために設ける仮住居「イグルー」作りでは、インストラクターの指導のもと協力し合い、圧縮された雪のブロックを円形に積み上げて高さ約1.5～2メートルの本格的な雪の家を完成させる。夜間にはキャンドルを灯し、ホットココアなどの温かい飲み物を飲みながらゆったりとしたひとときを過ごせるほか、希望すれば宿泊も可能。その他、雪の上に組み立てたテントに宿泊するテント泊プランなども用意されており、1等星が煌めく満天の星空と雪景色のコラボレーションを満喫できる。

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