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なぜふつうの壜(ビン)に、こんなにも心が震えるのだろう。
特別展『ジョルジョ・モランディ―終わりなき変奏―』 神戸市中央区
20世紀イタリアを代表する画家で、絵画ファンに根強い人気を誇るジョルジョ・モランディの日本では17年ぶりの個展『ジョルジョ・モランディ―終わりなき変奏―』が12月8日、兵庫県立美術館(神戸市中央区)で始まる。2016年2月14日まで。
静物や風景など限られた主題を繰り返し描き、構図の研究を通して自己の芸術を追求したモランディの絵画は、20世紀の西洋美術史において特異な位置を占めている。何の変哲もないごくふつうの瓶や容器を、さまざまに組み変え配置し直して描かれたモランディの静物画には、一見よく似て見えるものもあるが、同じ題材を扱いつつも、それぞれがまったく別の作品として完成している。
同展では、静物画を中心に風景画や花を描いた作品も加え、モランディの絵画的探求を11のセクションで紹介する。各セクションには、年代や技法を超えて、同じ瓶や容器の登場する画面、あるいは風景を描いた作品ばかりが並ぶ。一見、似たように見える作品を見比べることで、それぞれの作品がどれだけ違った魅力を湛えているか、ひいてはモランディが生涯をかけ追求した世界を、実感できるだろう。
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詳細情報
- 開催期間
- 12月8日(火)~2016年2月14日(日)
- 時間
- 10:00~18:00
※金・土は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで - 場所
- 兵庫県立美術館
- 休館日
- 月曜日(ただし2016年1月11日は開館)、12月31日、2016年1月1日、1月12日
- 入館料
- 一般1,400円、大学生1,000円、高校生・65歳以上700円、中学生以下無料
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