15人の男女が織りなすラブ・ストーリー　テーマ曲はTUBE

演劇集団「キャラメルボックス」クリスマスツアー『BREATH』　神戸市中央区

　創立30周年を迎え、俳優・上川隆也さんを輩出したことでも知られる「演劇集団キャラメルボックス」が11月19日～23日、新神戸オリエンタル劇場（神戸市中央区）で新作『BREATH』を上演する。神戸公演を皮切りに、新潟（11月28日・29日）・東京（12月10日～25日）を巡るクリスマスツアーの一環。

　脚本・演出を手がける成井豊さんが、アニバーサリーイヤーを彩る数々の公演を実施してきた同劇団の1年を締めくくる作品として新たに書き下ろした。15人の男女が織りなす心温まるラブ・ストーリーで、テーマ曲を同じく今年30周年を迎えたTUBEが担当。スピーディな展開と音楽を重視した演出、大きなカタルシスをもたらすハッピーエンドのラストシーンで多くの観客の心をつかんできた同劇団が、男女の出会い、別れ、再会し、結ばれるクリスマスの物語を舞台上に描き出す。

【ストーリー】

12月。東京都内の劇場に勤める堀江恭子に、高校時代の同級生の赤星一馬から電話がかかってくる。一馬は「明日のニュースを見てくれ」と言う。翌日、テレビを点けると、そこに一馬が映っていた。一馬は新人作家を対象とした芥山賞を受賞したのだ。それを見て、恭子は高校の卒業式を思い出す。別れ際、一馬は恭子に向かって、「僕が芥山賞を取ったら、結婚してほしい」と言ったのだ。「あいつ、まだ覚えてやがったのか。あれから15年も経ったのに」と呆れる恭子。ところが翌日、一馬が家へ訪ねてきた……。

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