『篠山城戦国祭』　篠山市

　篠山市北新町の篠山城大書院で11月22日、『篠山城戦国祭』が行われる。

　慶長14（1609）年、徳川家康の命により西国諸大名が動員されて築かれた篠山城大書院は天守のなかった篠山城の中核をなす建物だった。廃藩置県後の廃城令によって日本各地の城の多くが破却されるなか、大書院は難を逃れたものの、昭和19（1944）年1月6日の夜に焼失。その後、篠山市民の寄付などによって平成12（2000）年4月に再建が成り、かつての姿を取り戻すことができた。

　同イベントでは、一大名の書院としては破格の規模と古式の建築様式を備えた大書院を舞台に、手づくりの甲冑を着られる「戦国武将体験」、和菓子と抹茶を味わえる「おまっちゃ体験」、インターネットサイト「家紋World」主宰の播磨屋による家紋診断といった催しを開催。また当日は、篠山城付近で甲冑を身につけた観光キャラバンによる出迎えもある。

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