勝海舟が仕掛けた装置を止めろ―

謎解きイベント『和田岬砲台からの脱出』開催　神戸市兵庫区

　国指定の史跡・和田岬砲台（神戸市兵庫区）を舞台に12月18日、謎解きイベント『和田岬砲台からの脱出』が行われる。現在、参加を受け付けている。

　地下鉄海岸線の活性化などを目指した官民協働プロジェクトの一環として、参加型謎解きイベントの企画・制作などを手がけるクロネコキューブ（神戸市東灘区）が実施。和田岬砲台は、江戸末期の1864年に徳川幕府の指示のもと、勝海舟が設計を手がけ和田岬・川崎（湊川）・香櫨園・今津の各所に建設された。湊川・今津の砲台はすでに取り壊され、香櫨園の砲台も内部が焼失して石郭のみとなり、現在では和田岬砲台のみが当時のままの面影を残している。

　同イベントは参加者自身が謎を解き、ストーリーを進める。参加者は、設計者である勝海舟が侵入者を撃退するために仕掛けたと言われている装置によって和田岬砲台に閉じ込められ、残されたヒントを元に謎を解いて脱出を目指す―という設定。参加にはイベント公式サイトから事前申し込みが必要となっており、定員10人を超える場合は抽選となる。

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