若き日に憧れていたあの国で 今、母と生きていく

映画『ベトナムの風に吹かれて』

　60歳をすぎて第二の人生を歩もうとする団塊世代に向けた“大人の青春映画”『ベトナムの風に吹かれて』が10月31日（土）に公開される。

　大森一樹監督が松坂慶子を主演に迎え、歴史・戦争・介護など重くなりがちなテーマをバイタリティあふれる女性の個人史の中に織り込み、笑って泣けるエンターテイメント映画に仕上げた。

＜ストーリー＞
ある日、ベトナム・ハノイで日本語教師として働く佐生みさお（松坂慶子）の元に、父の朗報が飛び込んでくる。故郷の新潟に帰ると、そこには認知症を煩い父の死さえ理解していない母シズエ（草村礼子）があった。後妻として家に入った父の血縁者はみさお1人。みさおは兄たちの反対をおしきり、ベトナムに母を連れて行く決意をする—。

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