秋に咲く稀少な高山植物「ヒダカミセバヤ」が開花　神戸市灘区

　神戸市灘区の六甲高山植物園でこのほど、秋に咲く数少ない高山植物として知られる「ヒダカミセバヤ」が開花している。9月中旬ごろが見ごろ。

　市街地に比べてひと足早く秋が訪れる同園では、平均気温が22度前後となり、秋の七草の一つ「オミナエシ」や「ワレモコウ（吾亦紅）」といった秋の花々が咲き揃いつつあるという。開花を迎えたヒダカミセバヤは、濃桃色の花色が鮮やかな多年草で、現在では絶滅危惧種となっている稀少な植物。「ヒダカ」は北海道の地名を表し、「ミセバヤ」は「この美しい花を見せてあげたい」の意味で、花の優美さを讃えたことから付いた名前だとされている。

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