カラスは、ひとりで泣くんだよ

映画『灰色の烏』

　男性恐怖症、PTSD、鬱、境界例、パニック障害…現代に溢れる様々な病理の中で自分らしく生きようとする女性たちを描いた『灰色の烏』が8月22日（土）より元町映画館（神戸市中央区）にて上映される。期間は8月28日（金）まで。

　女優でシンガーソングライターの西田エリが、自身の絵本を原案に初主演。『ホールイン・ワンダーランド』を監督した清水艶が、少女と大人の狭間で揺れ動くヒロインと多感な少女たちの心情を繊細に描く。

　また、同館では8月22日（土）に舞台挨拶が行われる。

＜ストーリー＞
母への憎悪をかかえる望月珠恵（西田エリ）は、ガールキャンプクラブの少女たちと山に迷い込んでしまう。その山には“天狗”が棲んでおり、心にすき間のあるものをさらっていくのだという。昔、この山に住んでいた親孝行の若者が、誤って母を殺してしまって以来、天狗に扮していているらしい。下山途中で遭難した珠恵たちは、謎の青年・椿（中山龍也）と出会う。彼の存在は、珠恵とマナたちの間に亀裂を生じさせ、彼女たちの秘めた想いを曝け出していく。

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