シネマdeリバティ！VOL.2「谷崎潤一郎没後50年〜谷崎の時代、昭和の記憶」 神戸市兵庫区

　7月19日に兵庫区新開地の映画館 Cinema KOBEにて、映画上映イベント「まちかどシネ倶楽部presents シネマdeリバティ！VOL.2」が開催される。同イベントでは、デジタル映写が主流の現在、映画本来の本来の魅力を伝えるために、35mmプリントのフィルム映写で映画の上映が行われる。映画上映の他、トークショーなどの企画も合わせて開催され、映画をきっかけとした街づくりを目的としている。

　2回目の開催となる今回のテーマは「谷崎潤一郎没後50年〜谷崎の時代、昭和の記憶」。過去3度映画化された『細雪』で唯一神戸ロケが行われた、『細雪』（1959年版）が上映される。また、今回は『細雪』の劇中でも描かれる1938（昭和13）年に起こった阪神大水害にスポットを当てた特別企画も行われる。当時の様子を8mmカメラで実際に撮影した記録映像を、被災以来70年以上保管されていた元所有者の浅田浩さんのお話と合わせて上映。上映後には、浅田さんによる神戸市内に焦点を当てた水害の歴史のレクチャーが行われ、防災に対しての認識を強めるという狙いもある。

　上映作品の製作時期に合わせ、商品を昭和に絞り込んだ古物展示販売「CinemaKOBEブックマルシェ／古書＆蚤の市」も、トンカ書店他、神戸市内の古書店有志の賛同を得て同時開催される。

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