集団疎開についてのドキュメンタリー作品も上映

企画展『戦後70年 あの日の子どもたち』　たつの市

　龍野歴史文化資料館（たつの市龍野町）で8月1日～9月6日、企画展『戦後70年 あの日の子どもたち』が行われる。

　戦後50年の際に特別展『あの日の私たち』を開催した同館で、「あらためて戦時下での子どもらにスポットを当て、戦争の惨禍を伝えると同時に平和について考える機会になれば」と企画された。

　同展では、出征のぼりや軍服、軍事郵便、出征壮行会の写真を通じ軍隊や出征の様子を紹介するほか、戦時中・戦後の教科書や学校指導要領も展示。また、昭和19（1944）年に龍野へ学童疎開にきた安田稔さん（当時6年生）が、当時書いた疎開日記や上郡町黙笑寺に集団疎開した引率の教師が記録した日誌・画帳などで集団疎開の様子を理解することができる。

　会期中は、龍野高校放送部が安田さんを取材し作成した集団疎開についてのドキュメンタリー作品の上映も行われる。

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