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絵筆が心のキャンバスに旋律を刻み込む—
映画『ゆずり葉の頃』
長年、夫の岡本喜八監督作品をプロデューサーとして支えてきた中みね子(岡本みね子)のオリジナル脚本による初監督作品『ゆずり葉の頃』が7月18日(土)に公開される。上映期間は、8月7日(金)まで。
主人公の市子を演じるのは、八千草薫。その演技の冴えは、詩的かつ、ゆったりと、たゆたうような劇中の時間を醸し出す。そして、同作を手掛けるのは、中みね子監督。脚本家をめざしていた頃の旧姓を名告り、76歳にして新たな「映画人生」の第一歩を踏み出した。彼女のこれまでの映画人生同様、「想いを貫く」がテーマになっている。
また元町映画館(神戸市中央区)では、7月25日(土)に中みね子監督の舞台挨拶が開催される。
<ストーリー>
市子(八千草薫)が少女の頃に想いを寄せていた人は、今では国際的な画家となっていた。彼の個展の記事を目にした市子は、思い出の一枚の絵を求めて秋深まる軽井沢へ旅立つ。一方、息子の進(風間トオル)は旅に出た母を気にかけ後を追うことに。しかし、進は、着物の仕立てをしながら戦後の貧しさの中で心に封印した若き日の母の想いをまだ知らないでいた…。軽井沢で人のぬくもりに触れ、やさしくほどけてゆく市子の心。そんな市子に思いがけない出逢いが訪れる—。
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詳細情報
- タイトル
- 『ゆずり葉の頃』
- 上映期間
- 7月18日(土)〜8月7日(金)
- 監督・脚本
- 中みね子
- キャスト
- 八千草薫、風間トオル、岸部一徳、仲代達矢、竹下景子 ほか
- 「舞台挨拶」
- 7月25日(土) 14:50の回上映終了後
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