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傷つけあうほど、とけあう愛
映画『ラブバトル』
セザンヌの名画"La lutte d'amour(愛の闘い)"に着想を得た、原初的な愛の物語『ラブバトル』が7月11日(土)に公開される。上映期間は、7月24日(金)まで。
監督は、『ポネット』で当時わずか5歳の少女にヴェネツィア国際映画祭女優賞をもたらした、ジャック・ドワイヨン監督。父の葬儀のため故郷を訪れた女が、亡き父や家族との確執を抱えながら、かつて関係を持ちかけた隣人の男と言葉を越えた肉体のまじわり="格闘"を通して愛を育んでいく様を描く。
<ストーリー>
彼女(サラ・フォレスティエ)は、父の葬儀のために久々に故郷を訪れた。葬儀を終えた彼女は隣家を訪れ、その家に住む男(ジェームス・ティエレ)に父の遺産整理をするため、姉と共にしばらくこの地に留まると告げる。かつてその男とは、男と女の関係になりかけたことがあった。彼女は男を誘惑したが、男は受け入れることが出来なかったのだ。再び男のもとを訪ねた彼女は、亡き父や家族への苛立ちをぶつけるかのように男を挑発する。互いを言葉で罵り、やがて肉体同士の“闘い”へと発展し、どちらかが力尽きるまで続く。回を重ねるごとに激しく、心と肉体を傷つけあう2人。いつのまにかそれは、セックスよりも激しいエクスタシーを2人にもたらすようになっていた。
詳細情報
- タイトル
- 『ラブバトル』
- 上映期間
- 7月11日(土)〜7月24日(金)
- 監督・脚本
- ジャック・ドワイヨン
- キャスト
- サラ・フォレスティエ、ジェームス・ティエレ ほか