兵庫県初の森林セラピー基地　国見の森公園で夏休みイベント続々　宍粟市

　今年3月、千葉大学環境健康フィールド科学センター（千葉県）とNPO法人森林セラピーソサエティ（東京都）が実施した実験によって宍粟市北部での森林浴の効果が科学的に実証され、同市は兵庫県で初めての「森林セラピー基地」として認定された。兵庫県立国見の森公園（同市山崎町）と赤西（あかさい）・音水渓谷周辺が特にリラックス効果が期待できるエリアとされ、現在は「森林セラピー基地しそう森林王国（仮称）」としての整備が進められている。

　国見の森公園には宍粟50名山の1つ「国見山」の山麓と山上を結ぶ、森林学習軌道と呼ばれるミニモノレールがあり、今回は山上駅から市街地を見渡せる展望台までのバリアフリーの道がセラピーロードとしてリラックス効果が認められた。週末には、子どもらが森の香りや清浄な空気をはじめとした森林環境を体感できる多彩なプログラムも用意されており、今夏はふもとの川での渓流遊びとそうめん流し（7月20日）や、夏の昆虫採集に挑戦する観察会（7月25日）、特設プールで行われる魚のつかみ取り大会（7月26日）などを実施。様々なプログラムを通じて豊かな自然を満喫できる。

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