姫路市の南東部海岸地域で10月14、15日の2日間、松原八幡神社秋季例大祭「灘のけんか祭り」が行われます。

兵庫県の重要無形民俗文化財にも指定されている播州地方最大とされる秋祭り。勇壮豪華な7台の屋台練りは多くの観客を魅了し、国内のみならず海外にまでその名が知られるほどです。

一の丸、二の丸、三の丸からなる3基の神輿を何度も激しくぶつけ合う神事は迫力満点。今年は16年ぶりに神輿が新調され、まっさらな神輿の練り合わせに期待が高まります。

祭礼日程は、宵宮と本宮の2日間にかけて執り行われ、14日の宵宮は、旧7ヶ村(東山・八家・木場・宇佐崎・中村・松原・妻鹿）の氏子たちが「ヨーイヤサーヨーイヤサー」の掛け声と共に、それぞれの屋台を練り上げて松原八幡神社に赴き祭礼気分を盛り上げます。

翌15日の本宮は、屋台と神輿が御旅山へと向い、山麓の広畠にて神輿のぶつけ合い、屋台の練り合わせが繰り広げられます。狭い広畠に時には3台、4台の屋台が練り合わせられ、そのたびに観衆から大きな拍手が起こります。日暮れ時には松原八幡神社へ還御し屋台はそれぞれの村に帰着して祭行事の幕が閉じます。

※「松原八幡神社」及び「灘のけんか祭り」の公式サイトは存在しません。