8月3日に揖保川河川敷千鳥ヶ浜公園（たつの市）で行われる「龍野納涼花火大会」は、今年で72回目を迎えるたつの市の夏の風物詩。そんな伝統ある花火大会のポスターデザインを手がけたのは、たつの市で暮らす現役の高校生でした。

ポスターデザイン／兵庫県立龍野北高等学校総合デザイン科2年 斉藤 蒼依さん

今年のポスターデザインに選ばれたのは、兵庫県立龍野北高等学校総合デザイン科 2年生 斉藤 蒼依さんの作品。斉藤さんたちを指導する、同校の伊藤先生はKiss FM KOBEに出演し、「歴史ある花火大会のポスター作成に、生徒たちが参加できるのは素晴らしいことだと思います。生徒たちも、自分の描いた作品がポスターになって町中に展示されることに魅力を感じていますし、何が何でも頑張って、自分の作品が選ばれたいという思いで一生懸命取り組んでいました」と、地元の一大イベントを盛り上げる取り組みが、生徒たちの大きなモチベーションになっていることを語りました。

選ばれたポスターのデザインについては「スマホで花火を撮っている姿や、自分たちが好きなりんご飴を持っている姿など、高校生らしい絵が描かれています。また後ろ姿を描くことで、表情にとらわれず、花火大会を楽しんでいる姿が表れていると思います」とコメントしています。

そんな地域の伝統的な風物詩を守り、盛り上げていく取り組みは全国各地で行われており、地元学生や観光協会だけでなく、企業・団体による支援の輪も広がっています。

今回紹介した「龍野納涼花火大会」も、KIRINが行っている “花火大会支援活動「晴れ風ACTION」の支援対象となっており、キリンビールの「晴れ風」を購入すると、売り上げの一部が花火大会を行う自治体に寄付されるほか、缶に記載のQRコードを読み取ると、対象の花火大会を任意に選んで支援活動に寄付することができます。