揖保郡太子町の住宅地の一角…誰も知らないような場所にひっそりと佇むとっても小さなコーヒースタンド。その名前は「ジェントルコーヒー」と言います。

ご自身で作られたコーヒースタンド

鮮やかなブルーの外壁が印象的なこのコーヒースタンドを営むのは、店主の森元さん。ご自宅の一角を改装されて作られた小さなコーヒースタンドですが、実はとってもこだわりのあるお店なんです。

自家焙煎された高品質のコーヒー豆はとても香り高く、封を開けた瞬間、驚くほど華やかな香りが立ち込めます

同店ではコーヒーのグレードランクの最上級に値する「スペシャリティコーヒー」を提供。常時20種類の自家焙煎コーヒーを販売しています。店主のこだわりで、少量ずつ焙煎する為、売り切れてしまうことも時にはあるのだそう。前日までの電話予約でお好みの豆を購入するのがおすすめです（浅煎り、中煎り、深煎りのオーダーも可能）。

一杯一杯、ハンドドリップで丁寧に淹れて下さいます

2024年7月21日で3周年を迎える同店。その際に販売される希少なコーヒーを今回は特別に頂きました。

ピンクブルボン種の「コロンビア」1杯450円　※3周年記念の7月21日のみ1杯300円（税込）にて販売。先着10名には同銘柄のコーヒードリップのプレゼントも

中煎りで焙煎されたこちらのコーヒーは苦みのある深い味わい。鼻から抜ける心地良いコーヒーの華やかなアロマが特徴的。酸味苦みのバランスの取れたじっくりと味わいたくなる一杯です。

左から「カスカラソーダ」500円（税込）と「オレンジアメリカ―ノ」500円（税込）

続いて紹介するのは暑い夏にとってもぴったりの爽やかな「カスカラソーダ」と「オレンジアメリカ―ノ」。

珈琲の皮から作られたカスカラシロップを使用。レモンの酸味、炭酸の爽やかさは最高！

「カスカラソーダ」はとっても爽やかで甘酸っぱい味わい一品。筆者もその爽やかさに驚き、「美味しい！」と思わず声が漏れるほど。珈琲の皮から作られたシロップがこんなに素敵な味わいだなんて…。

例えるとしたら、甘酸っぱいレモンティーのような…そんな爽やかさで、暑い夏にこそ、このすっきりした炭酸の味わいを感じて欲しいと思いました。

「オレンジアメリカ―ノ」はオレンジジュースとオリジナルエスプレッソを合わせた商品。ジェントルコーヒーのオレンジアメリカ―ノはそこにカルピスの甘みをプラスしています。

鮮やかな色合いが特徴的で、苦み・甘み・酸味のミックスされた新しい味わいのドリンクでした。

「ニコニコショートブレッド」250円（税込）、おひげの形をした「おヒゲスコーン（チョコ）」250円（税込）

店頭には可愛らしい手作りの「ショートブレッド」と、サクサクッとした食感が楽しい「おヒゲスコーン」も並んでいます。おヒゲスコーンは週末限定の販売です。どちらも程よい甘さでコーヒーのおともにぴったり。

「コロンビア豆・エルバライソ アナエロビック ライチ」1杯 450円（税込）。珈琲豆100ｇ 750円（税込）

ちなみに筆者のお勧めはライチの華やかな香りがする「エルバライソ アナエロビック ライチ」。「ブラックが好きだけど苦すぎるコーヒーは苦手」「すっきりした香り高いコーヒーがいい」という細かな要望を聞いて森元さんが選んでくれたもので、初めて飲んた時のフルーティー感は今でも忘れられません。

ちょっぴりシャイで猫好きなジェントルマンの森元さん

一人ひとりに合ったコーヒーを提案してくれる「ジェントルコーヒー」。コーヒー選びに困った時は、優しい笑顔のジェントルマンに声を掛けてみてください。きっと、あなたにお似合いの素敵な一杯が見つかるはずですよ。