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薄いピンクに色づく日本固有の可憐な姿にうっとり
六甲高山植物園で「ササユリ」が開花 神戸市
六甲高山植物園(神戸市灘区)で、淡いピンクに色づく可憐な花「ササユリ」が開花しました。見ごろは7月中旬頃まで。
「ササユリ」は本州の中部地方以西~九州の低山地の草原や疎林に生育するユリ。国内の里山に自生する固有種で、日本を代表するユリのひとつです。
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六甲山にも自生していますが近年その数を減らしており、同園外では六甲ケーブル沿いやドライブウェイ沿いにわずかに咲くのみでなかなか見られないのだとか。六甲高山植物園ではイノシシ除けの柵の設置や草刈りを行うことで、約100株が自然に近い状態で鑑賞できます。
高さは50cm~100cmで、花の大きさは10cm~15cm。古くは『古事記』にも登場し、神武天皇が伊須気余理比売命(いすけよりひめのみこと)を見初めた場所に咲いていたのが、ササユリだと言われています。
「花姿はもちろん、香りも魅力的なササユリ。香りをかぐときは顔に花粉がつかないようにご注意ください」と担当者は呼びかけています。
<記者のひとこと>
葉の形が笹の葉に似ていることが名前の由来とされている「ササユリ」。鹿やイノシシに食べられることも多々あるそうで、100株も咲く姿を見られるのは希少だとか。是非この時季をお見逃しなく!
詳細情報
- 見ごろ
- ~2024年7月中旬
- 場所
- 六甲高山植物園
(神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150)
GoogleMapsで探す - 開園時間
- 10:00~17:00 (受付終了 16:30)
- 入園料
- 大人(中学生以上)900円、小人(4歳~小学生)450円
- 休園日
- 木曜日