子どものおやつにぴったりな厳選素材の “手ごねドーナツ” を、三田市中心に移動販売している『まるみきっちんぷらす』（三木市）を追いかけて、すずかけ台にある「えるむプラザ」へ取材に行ってきました。

「えるむプラザ」以外に「三田天満神社」「寿の湯」「キッピースタジアム」などに出店

公式Instagramで出店時間を確認して訪れましたが、開店1時間ほどで幾つかのメニューはすでに売り切れ。

「すべて人の手で作るから販売数が限られているんです。まとめ買いする人も多くて、一度食べたらクセになるみたいです」とオーナーの山本さん。

おどけてくれたりと楽しいオーナー（三田天満神社での出店にて）

車両関連企業の代表を務めていて、この販売車も実はデモカーだそう。コロナ禍での事業再構築を模索中、社内の女性部を中心にドーナツ事業を始めました。

西宮ガーデンズや宝塚・川西の各阪急催事にも出店し、人気を博した

まずは、東大阪にあった手ごねドーナツの名店『ソネット（Sonnet）』にスタッフが弟子入り。師匠から秘伝のレシピを受け継いで「まるみきっちんぷらす」をスタート。

コメディアン「渡邊センス」さん制作の屋号ネオンサイン

三木市のセントラルキッチンで当日早朝から仕込まれた「揚げたて」を届けています。

師匠の意志を受け継いで、原材料には徹底的にこだわる

小麦は北海道産、クリームチーズやバターはすべて「よつ葉」製。甘くておいしい！と評判『カナダファーム』の茜卵は、元サッカー日本代表の中田英寿もわざわざ “お取り寄せ” しているのだとか。

素材の味で勝負！の「プレーン」 240円（税込）

そして決め手は綿実油で、カラッとヘルシーに揚がるそう。コクがあって香ばしく「唐揚げみたい」との評もあり、男性や年配者ファンも多いのです。お鍋でひとつずつ揚げるため微妙な温度調節が必要で、いちばん慎重になる工程だとか。

奥さまは製造担当で、店頭ではレアキャラ！

「ひとつひとつ違うのが楽しいですね。生地がぷくっと膨らんだり、ぎゅっと縮まったり、いろんな表情を見せてくれます」と語ってくれる奥さまに、まるで子どもを見守るようなドーナツへの深い愛情を感じました♡

温めて”追いバター”や、アイスを載せたり「味変」もおすすめ

実は冷め「てから」食べるのが、このドーナツの醍醐味。原材料を厳選しているから、素材の味が生きているんです！

「シナモン」 240円（税込）

シナモンには「香ばしい」という表現がぴったりで、ブラックコーヒーによく合います。大人好みなシナモンですが、子どもらにも美味しいと人気。てんさい糖を使っているので甘みがやさしく、さらに風味が引き立ちます。

シナモン

食べてみると「ざくざく、ほっこり」。空気を入れながらネタを捏ねる “手ごね” ならではの食感が楽しめます。

「ココナッツ」 260円（税込）

他にも有機ココナッツミルクを追い足した「ココナッツ」や、胡桃を黒蜜で漬け込んだ「クルミ」、ひと口サイズの「コロコロ」などがラインナップ。

写真提供：まるみきっちんぷらす

写真提供：まるみきっちんぷらす

 今夏には、瀬戸内レモンを使った「Lemon」、無農薬栽培豆を使った「coffee」や群馬産いちご等の「mix berry」、みんな大好き塩パンをイメージした「おしお」など『冷やしドーナツ』が新登場♡

ポイントカードは”まるみならでは”特典が

ポイントカードの「ラストONEトロフィー」や、ドーナツ1個の売上毎に40円を震災復興に寄付する「ドネーション」など、お客さんにも社会にも優しい取り組みがたくさん。「地域を元気に！」と、今日も市内を飛び回っています。