元町・旧居留地エリアに6月7日にオープンしたばかりの『晴レ時々タッカンマリ食堂』（神戸市中央区）に行ってきました。韓国ソウル東大門発祥の鳥鍋料理「タッカンマリ」がいただけるお店です。

大丸神戸店から海側に徒歩3分、カフェ「ニューラフレア」の2階にあります

実は韓国では暑い夏こそ熱い鍋を食べて汗をかき、夏バテを吹き飛ばすのだとか。その流儀に倣い、今回、人生初めてのタッカンマリを体験しにきました（それも食べ放題）！

イラストと一緒に詳しい説明があります

テーブルにはメニューと一緒に料理の食べ方についての説明書きがあり、初タッカンマリに期待が膨らみます。

タデギ、マスタード、塩に、お酢と本場韓国の醤油も

早速つけダレを作ってみることに。用意されている調味料を説明書きの順番にあわせていくのですが、この作業がまた楽しい。

韓国料理っぽい色合いの完成に満足していると大きなお鍋のタッカンマリが登場！

まるごと一羽は人数によっては半羽の場合もあるそう

国産鶏が贅沢にもまるまる一羽！そこにネギ、エリンギ、ジャガイモ、トッポギの具材が目の前で一緒に煮込まれます。

スタッフさんが特製のはさみで骨ごと身をカットし、いわゆるぶつ切りにしてくれます。よく切れるとはいえ、一羽分の処理は結構体力が必要なのだとか。お疲れ様です。

この5分間は楽しい待ち時間♪

すべてをカットし終えたら強火で沸騰させ、その後5分間煮込んで出来上がり。ちゃんと砂時計も用意されているので、おしゃべりしていても安心です。

できあがったら、まずはスープだけをいただきます。鶏が濃縮還元された出汁の味は想像以上で、丸鶏一羽分のエキスパワーを感じます。

そしてついにお鍋に突入！湯気に負けず好きな部位を探し、お皿にのせていざ実食！

大好きな手羽元に、くたくたのネギ、ほくほくのジャガイモにスープの出汁がしみしみで美味しい！具材の味はもちろんですが、この辛味のあるつけダレがいい仕事をしてくれます。

聞くと、タデギという味噌は、コチュジャンやトウガラシ、香味野菜に日本のお味噌を足したオリジナルで、辛味と甘味、旨味のバランスにこだわった自信作だとか。

胃袋があらかた満足したあとは、お楽しみの〆。こちらでは2種類用意されているのですが、どちらか選ぶのではなく両方いただけるとのことで感激。

きしめんのような見た目でつるるんとしたのど越しが特長の「カルグクス」

タッカンマリと言えばこれ！韓国うどんの「カルグクス」に鍋のスープをたっぷり吸わせて、いただきます。

そのままいただくのも美味しいのですが、つけダレに絡めるのも個人的におススメ。このタレの万能っぷりがすごいんです。

最後に用意してもらったのが雑炊。鍋で野菜と共に煮だされた鶏スープで作られるそれは、まるでリゾットのよう。

驚いたのは卵の使い方。とじるのではなく、取り分けた器の雑炊に直接かけるスタイル。濃厚な鶏出汁と生卵のミックスはチーズのような旨味を生み出すから不思議。麺も飯も軽やかに完食することができました。

メニュー表

今回頂いたのは3,500円のコースでしたが、色々食べたい人には6種類の韓国おかずや、チヂミやプルコギなどの料理が付くコースも用意されているそう。いずれもタッカンマリは食べ放題なので、是非おなかを空かせて来店して。