加古川市西神吉町の南側、JR宝殿駅から徒歩約15分の場所にある『焼肉INDOOR』は、2022年のオープン以来、宝殿エリアの焼肉事情を語るうえで欠かせない存在となったお店です。

お隣には人気のラーメン屋『とりのほね加古川店』があり、どちらも店主の高橋さんが経営されています。電機メーカーで商品の研究・開発に従事した後、趣味が高じてカスタムカーの製作ショップを立ち上げ、現在は車、ラーメン、焼肉の “三足の草鞋を履く” 異色の経歴の持ち主です。

「これぞ焼肉屋」と思わせるクラシックな内装。人気の個室席（6人までOK）は予約必須！

店内はテーブル席と座敷で構成されており、席数が70席もあるので大人数でも気軽に利用できます。

今回紹介するのは土日祝限定のランチ営業で提供している「焼肉ランチ」。圧倒的なコストパフォーマンスの高さを誇る同店の名物メニューです。

「焼肉ランチ」1,500円（税込）

見てください、この圧倒的なボリュームを！タン、カルビ、赤身、ホルモン、本日のおすすめ（取材時はハラミ）という構成で、和牛の様々な部位を堪能することができます。

本当にすぐ火が通るので、弱火推奨です

お肉を焼くロースターには「南部鉄器」の鉄板を使用。熱の伝導が早くすぐ火が通るので、肉の旨みをギュッと閉じ込め、ジューシーな仕上がりになるのが特徴です。

直火にならないので、ホルモンが燃えないのもGOOD！

深めのスリットが施されているので、鉄板に接地する面積が減り、肉に火が通りすぎない＆余分な脂が落ちてくれるのも嬉しいポイント。お肉を最高の状態に焼き上げてくれます♪

ご飯の大盛りは無料。ちなみに、これで普通盛りです…！

実際に食べてみて、南部鉄器のすごさを実感！しっかり焼き色が付いているのに柔らかく、脂のりもほどよい仕上がりで、いくら食べても胃もたれする気配がゼロでした。焼き方でここまで味わいが変わるなんて驚きです。

「タレだけ売ってほしい」という声が続出しているのも納得の味

お肉は味噌ベースの自家製ダレでいただきます。後味がさっぱりとしているので、肉の味わいの邪魔をせず、絶妙な調和をもたらしてくれます。

焦げは雑味の原因にもなるので非常に納得です

ちなみに同店では「焦げやすくなる」という理由で肉をタレに漬け込まず、焼いた後にタレをかけるスタイルを推奨。ロジカルに美味しさを追求する高橋さんの姿勢は理系的で、とてもクールでした。

野菜もすぐに中まで火が通るので、焼き加減を誤って焦がす心配がありません。スリットに溜まった脂がしみ込んで、最高に美味♪

これだけボリューム満点の焼肉ランチをこの価格で提供するのは、お店的にかなりしんどいはず。その疑問に対して高橋さんは「ここまで安くするんじゃなかったと思うこともありますが、喜んでくれるお客さんの顔を見ると嬉しいので続けています！」と笑顔で話してくれました。

ちなみに夜営業限定ですが、同店では『とりのほね』のラーメンをデリバリーするサービスも実施！注文すると、昔懐かしの「おかもち」に入れてラーメンが届けられます。

「梅しそそば」980円（税込）

取材時も特別に対応してもらい、筆者は女性人気の高い「梅しそそば」を注文。姫路の本店と同じ、鶏ガラ・和風出汁ベースの醤油スープに、梅としその爽やかさがプラスされたさっぱりといただける一杯で、焼肉を楽しんだ後の〆にピッタリでした♪