昨年の夏のオープニンにし1周年を迎えたふぐ・鱧・かに料理がいただける『雅（みやび）』（尼崎市）で、6月からスタートしたとってもお得なランチを食べてきましたので、その模様をレポートします。

阪急塚口駅から徒歩約2分、塚口郵便局隣のビルの2階にあるお店で、階段下にメニューや看板が出ているのですぐに見つけることができました。

階段を登ってみると高級料亭のような佇まいの外観に少し緊張してしまいますが、入るとスタッフの方が温かく迎え入れていただきホッとした気持ちになる筆者。

中は、明るく開放感あふれる内観となっており、テーブル席と半個室のようなボックス席があり友人や家族で訪れるのにぴったりです。

店主の山本さんは、高校生の時に料理人になろうと決意し、学生時代にはアルバイトでふぐ専門店『ふぐまん』で働き、専門学校卒業後は、日本料理の『吉兆』、『ふぐまん』の店長・統括マネージャーなど24年間和食一筋で経験を積まれました。

それらの経験を活かし、お兄さんが塚口で飲食店を経営されていることもあって、同地域でお店を始めることを決意されました。

「ふぐの唐揚げカニコロMIX膳」　1,500円（税込）

今までは、夜のみの営業だったのですが、6月から平日限定でいただけるリーズナブルなランチが始まったので、今回人気の「ふぐの唐揚げカニコロMIX膳」を試食させていただました。

メインは、ふぐの唐揚げが3つ、カニクリームコロッケが1つ、赤だし、小鉢、香の物、ご飯というラインナップで、価格はなんと1,500円（税込）という超リーズナブルなものでかなり期待が高まります。

早速「ふぐの唐揚げ」をいただくと、外の衣はサクっ、中の身はふわっとして大変美味。

食べ進めていくごとに、ふぐの旨味をしっかり感じられます。夜に単品で注文するとこの金額を遥かに超えてしまうそうなので、ランチを2、3つ注文してシェアするお客さんもいるのだとか。

次に気になっていた「カニクリームコロッケ」は、お箸で持ち上げるとずっしりと重みを感じます。

中を割ってみるとトロリとクリームが溢れ出し食欲がそそられます。口の中で、かにの旨味とクリーミーな味わいが口いっぱいに広がりペロリと完食してしまいました。

店内にある水槽をみせてもらうと、そこには丸々したふぐと今まで見たことのない大きさの鱧が優雅に泳いでいます。夏が旬の鱧ですが、同店は１本釣りで1kg以上の淡路産のものしか使わないこだわりっぷりで、長さはスーパーでみる倍以上のものでした。身はふっくらとしていて、脂もしっかりのっていて食べごたえ満点なんだそうです。

さっきまで泳いでいたふぐや鱧がいただけるので新鮮さは間違いなしです。ランチにも鱧が楽しめますが、夜には本格的な「はもコース料理」がいただけるので、そちらもぜひ食べてみたいです。