5月にオープンしたばかりの『port coffee stand_』（尼崎市）は、テイクアウトでこだわりのスペシャリティコーヒーを提供しているお店だそうで早速取材へ行ってきました。

阪急武庫之荘駅からは歩いて約8分で、北雁公園の少し北側にあるオシャレなコーヒースタンドショップです。

店内は、白を基調としたスタイリッシュで開放感のある空間。テイクアウトを待つ間は、腰掛けれるようにベンチも設置されています。（店内での飲食も可能です）

奥には、セレクトされた大人の洋服や子供服を販売されています。実は、店主は20年以上アパレル業界で仕事をしていたのですが、コロナをきっかけに高価な服だけを販売するよりももっと気軽に誰でも立ち寄れ、人と人とのコミュニケーションが築けるお店を作りたいと同店のオープンを決意されました。

元々コーヒーが大好きということではなかったそうですが、前職時代に”浅煎りコーヒー”に出会い興味を持ち、関東の珈琲店で修行もされました。

関東に住んでいた頃、栃木県の「益子陶器市」で出会った益子焼きに魅了されたのをきっかけに、わざわざ現地に向かい窯元の村澤陶苑に焼き上げてもらったマグカップや、ARABIAの1点物のアンティークのカップアンドソーサーなどセンスの光るものばかりを販売されています。

「モロッコガラスコップ」などの様々なコップが並んでいます

アイスコーヒーを入れるのにピッタリなガラスコップは、見ているだけで涼しげでモロッコガラスのほか沖縄吹きガラスなどたくさん並んでいます。

コーヒーのメニューは、深煎りと浅煎りの2種類あるのですが、今回筆者は、店主オススメの「浅煎りのブレンドコーヒー」と「ドーナツ」を注文しました。

注文を受けるごとに一杯一杯丁寧に入れる様子が間近で見られるのも嬉しいです。

コーヒーが出来上がるまで店主とおしゃべりしたり、ほかのお客さん同士でもどんどん会話してコミュニケーションをとってほしいとの思いからカフェではなく、コーヒースタンドという形態を選んだとおっしゃる店主。

コーヒーの良い香りでなんだか心がホッと落ち着いてきます。

「浅煎り　ブレンドコーヒー」　500円（税込）

浅煎りなので、普段飲んでるコーヒーより色味が薄いのが特徴で、飲んでみるとあっさりとした味わいの中に深みを感じられる一杯。雑味などは一切なく、これからの暑い時期にピッタリなドリンクです。

「ドーナツ」　280円（税込）

「ドーナツ」は、店主の奥さんが何度も試行錯誤を繰り返し、納得の見た目、味にたどり着いたという一品で、ふわふわもちもちの食感で甘さも控えめでもちろんコーヒーとの相性は抜群です。取材中もコーヒーと一緒にテイクアウトされる女性客が多数おられました。

店主自身がいろいろな人との関わりで人生が大きく変わってきた経験から、お店が地域の方のコミュニティスペースになってほしいと月に一回POPUPイベントを行っていく予定だそうで、次回は7月27、28日にエスニックやバティック柄の素敵なウィメンズとキッズの洋服の販売が行われます。