丹波篠山市の『武家屋敷安間家史料館』で恒例の七夕イベント「星のお祭り 七夕の節句」が7月2日に開催されます。期間は7月9日まで。

同館は天保元年（1830）以降に建てられた武家屋敷で、平成6年（1994）10月から翌年3月にかけて全面的な改修が行われ、史料館として一般への公開が始まりました。茅葺で曲屋形式の母屋と瓦葺の土蔵が残っており、当時の武家の暮らしを伝えるほか、内部には、安間家に伝来した古文書や日常に用いられた食器類や家具をはじめ、 のちに寄贈を受けた篠山藩ゆかりの武具や史料も展示されています。

そんな同館を舞台に行われる七夕イベントでは、七夕の由来や物語を解説したパネルや、丹波篠山市が所蔵する七夕に関する資料の展示が行われるほか、願いごとを書いた短冊を七夕飾りに吊るしたりと、伝統的な季節行事に参加することができます。また、夏らしい「冷やしおまっちゃ体験」（要事前申し込み）も開催されます。

さらに7月7日には「夜間開館」と「ライトアップ」を実施。「竹あかり」や「灯籠」が設置され、昔から行われていた水うちわ、風鈴などで暑さの対処法を学びます。