武者行列や茶会、子ども縁日など

『別所公春まつり』　三木市

　戦国時代、三木の地を治めていた別所（べっしょ）氏は、織田信長の命を受けて中国毛利攻めの軍を進めてきた羽柴秀吉の大軍と交戦したが、兵糧攻めにあい、当時の城主であった別所長治（ながはる）公は、飢えに苦しむ城兵や領民の姿を見るに忍びず、城兵の助命と領民の安全を第一義とし、自らの命を引き換えにすることを決意。一族と共に自決して開城する。

　5月5日に三木城跡（三木市上の丸町）周辺で行われる『別所公春まつり』は、この長治公を偲び三木市の大恩人として後世に長く語り継ぐために開催されている。　13時ごろに同城跡を出発する「武者行列」は、三木武陣太鼓の奉納演奏や、講話、寸劇などもあり例年多くの注目を集める。また、同市の観光スポットを巡るスタンプラリーや子ども縁日、茶会に加え、水墨画展や川柳展をはじめとした文化行事もある。

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