国道250号線沿いにある、ちょっと変わった鰻専門店をご存じでしょうか？お店の名前は『桶松（おけまつ）』（高砂市）と言います。

お店の入り口には「牡蛎処 桝政」と「桶松」の大きな看板があります

同店は網元桝政の室津産の牡蛎を提供する牡蛎専門店『牡蛎処 桝政 高砂店』の店内で営業をしています。

まるで牡蠣小屋のような店内

店内はかなり広く、テーブルは6席、お座敷は2席、掘りごたつが2席、カウンター席は4席で構成されていました。テーブルのセンターには炭を入れる「炭火コンロ」が設置されており、牡蠣小屋さながらの本格的な雰囲気。

年間を通して新鮮な牡蛎と鰻の両方を味わえるという正に夢のようなお店です（※2024年現在は、期間限定で鰻を販売されています。詳しい販売時期については公式Instagramもしくはお電話にてご確認ください）。

炭で焼かれた香ばしい鰻の香りが店内には立ち込めている

同店では愛知県三河一色産の国産鰻を使用。関西風の焼き方を取り入れており、皮はパリパリ、身はふわっと仕上がるよう、一枚一枚じっくりと時間をかけて丁寧に焼き上げているそうです。

目の前に登場したのは”桶”に入った御膳

厨房を覗き込みながら今か今かと待ちわびた末、お待ちかねの鰻が登場！桶が閉まらないビジュアルにもう目が釘付けです。

「極上ひつまぶし 」4,300円（税込）

蓋を開けるとようやく全貌が明らかとなりました。お値段もさることながら、なんとも豪華なラインナップ。今回注文した「極上ひつまぶし」には、6種類のトッピングと、お出汁。骨せんべいや昆布の佃煮、御新香が付いてきます。

”いくら×とろろ”の組み合わせ。ネバネバ×プチプチが面白い

まずは、コレ！と心に決めていた組み合わせをトライ。そうそう、求めていたのは、この”いくらととろろを乗せたひつまぶし”。なんとも美しいビジュアルです。とろろのねっとり感とイクラのプチプチ感が弾けるこの組み合わせ、香ばしい鰻とマッチし相性も抜群です。

”梅肉×大葉”の組み合わせ。だまされたと思って是非召し上がってみてください

次に頂いたのは梅肉と大葉乗せ。「梅と鰻は絶対ダメでしょ…」なんて思わないでください。初めて食べてみた筆者もびっくりのこの組み合わせ、実はめちゃくちゃ合うんです。香ばしい鰻と塩味のきいた梅干しのマリアージュは絶品。

イクラ目的の筆者の心が刺さったのは、この梅肉乗せスタイル。店主からお伺いしてあとから試した”梅肉×わさび”の組み合わせも爽やかで最高でした。

想像以上に出汁との組み合わせは良い

最後はお待ちかねの出汁茶漬け。”羅臼産の昆布”と鰹でとった出汁はとても旨みがあり、鰻のたれのついたご飯との組み合わせで完成されると言っても過言ではありません。

変化球なんて思わないで、是非この桶松のひつまぶしを召し上がってみて下さい。自分の好きにカスタマイズできるこのひつまぶしは夏の鰻のイメージをガラッと変えてくれると思いますよ♪

ちなみに、同店は7月1日に3周年を迎え、3日間限定で300円引きされるそう。グランドオープンの7月1日がとっても待ち遠しいですね。