日本料理をベースとした御前スタイルの創作和食
名谷にある『和dining SACHI(さち)』で本格和食ランチを堪能しました 神戸市
地下鉄「名谷駅」の北東、須磨東高校近くにある『和dining SACHI(さち)』(神戸市須磨区)は、地元で愛される創作和食料理店です。カジュアルな雰囲気の中、本格和食がいただけると聞いて取材にうかがいました。
住宅街の一角にあるかわいらしいお店。
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店内は、心地のよい光が差し込むカフェのような雰囲気です。
日本料理店などで経験を積んだ店主の山口さんが、10年前に地元でオープンしたお店。近辺に飲食店が少ない地域で、「自分が食べに行きたい」と思う料理店を目指して出店することを決めたそうです。
同店でいただけるのは、御前スタイルのランチ。日本料理は“堅苦しい”と思われがちなので、よりカジュアルに楽しんでもらえるようにと、お盆に乗せたスタイルにしているのだとか。
今回は3種類のランチの中から、一番人気の「葵膳」をいただきました。
素敵!思わず声がもれるほど美しい御膳です。運ばれてくるのと同時に、お出汁の香りがふわっと漂います。
先付けとして出される「玉子豆腐」は、よく冷えたお出汁に浮かぶ玉子豆腐がつるんと涼しげ。思わず飲み干してしまうほど旨味たっぷりのお出汁は、昆布とカツオからとったものだそうです。
彩り豊かなお惣菜の数々に、どれからいただこうか迷ってしまいます。
美しく面取りされた煮物はひとつひとつ食感と味の入り方が異なっており、日本料理の繊細さを感じます。
キメの細かい出汁巻きたまごはふわふわで優しい味。イカに柿の種の衣をまぶして揚げられた創作料理は、「これは何だろう?」と想像しながらいただく楽しみもあります。
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蓋を開けてのお楽しみ、「餡かけ椀」は人気の一品。これを楽しみに訪れる人もいるそうです。
この日は揚げしゅうまいの餡かけでした。手作りしゅうまいに出汁香る餡がたっぷりと絡み、添えられたわさびがアクセントとなって風味を引き立てます。
添えられた青紅葉や、お吸い物に浮かぶ山椒の葉など、季節を感じるあしらいにも日本料理の真髄を感じます。
同店のもうひとつの特徴は、種類豊富なテイクアウトコーナーがあること。
御膳で出されるお惣菜を中心に、揚げ物や煮物、サラダなどが並びます。どれもひとつひとつ丁寧に手作りされたもので、夕飯のおかずにと買って帰るご近所さんも多いそうですよ。
6月11日から22日まで、開店10周年を記念した「ありがとうマルシェ」が開催される予定です。通常よりお惣菜の量を増やして営業されるとのこと。テイクアウトだけでも大歓迎だそうです。
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「お出汁の味を知ってもらいたい」と始めた和食店。本格的な味に、ファンの多い人気店ですが、駅から離れた住宅街にあることもあり、知る人ぞ知るお店でもあります。知っているとなんだか得意気になる、そんなお店です。
- 場所
- 和dining SACHI
(神戸市須磨区東落合2-11-2 )
Google マップ - 備考
- 予約可能
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