このイベントは終了しました。
6年ぶりに開催!兵庫が誇る丹波焼陶芸家の最新作も
三宮の神戸阪急で「市野雅彦 展-素-」開催 神戸市
三宮の神戸阪急(神戸市中央区)本館9階催場で、5月22日から「市野雅彦 展-素-」が開催されます。27日まで、入場無料。
兵庫県が誇る陶芸家である市野雅彦氏の個展として、神戸阪急では6年振りの開催(※前回は前身のそごう神戸店で開催)となり、同展に向けて制作された最新作をはじめ約100点が展観されます。
[ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
1961年、丹波茶陶の伝統を受け継ぐ陶芸家の家に生まれた市野雅彦氏は、丹波焼の伝統・風土を受け継ぎつつも、自分にしか作れない造形を模索し、現代的な意匠を凝らした独特の作品を生み出しています。
1995年に日本陶芸展の大賞を当時最年少で受賞した後も、数々の受賞に輝き、海外の展覧会にも数多く参加するなど、赤ドベと呼ばれる伝統的な釉薬を用いて、おおらかな素朴さの中に唯一無二の存在感と世界観を漂わせた一連の作品は国内外で高い評価を得ています。
◆市野雅彦(いちの・まさひこ)プロフィール
1961年 兵庫県に生まれる
1995年 日本陶芸展大賞-秩父宮賜杯 受賞
1999年 日本の工芸「今」百選展 (三越エトワール/パリ・フランス他)
2006年 日本陶磁協会賞 受賞
2010年 現代の茶-造形の自由 (菊池寛実記念 智美術館/東京)、現代工芸への視点-茶事をめぐって (東京国立近代美術館工芸館)
2011年 兵庫県文化賞 受賞
2015年 近代工芸と茶の湯 (東京国立近代美術館工芸館)、個展 市野雅彦-軌跡、丹波にて(兵庫陶芸美術館)
2016年 個展 うつろのかたち-市野雅彦・陶展 UTUWA(パラミタミュージアム/三重)、 近代工芸と茶の湯Ⅱ (東京国立近代美術館工芸館)
2020年 国立工芸館石川移転開館記念展Ⅰ 工の芸術:素材・わざ・風土 (国立工芸館)
<記者のひとこと>
丹波焼独特の土の匂いと柔らかさが伝わる氏の作品には、不思議な独自の世界観があり、見る人を魅了すると言われています。筆者もそのひとりで、赤ドベ釉による赤と黒のコントラストをいつまでも眺めていたいです。
詳細情報
- 開催期間
- 2024年5月22日(水)~27日(月)
- 場所
- 神戸阪急 本館9階 催場
(神戸市中央区小野柄通8丁目1番8号)
GoogleMapsで探す - 時間
- 10:00~20:00
※最終日は午後5時終了