神戸国際大学（神戸市東灘区）にて1食200円で朝ごはんを提供する「スカイコートde朝ごはん」が4月19日にスタート。7月26日までの月、水、金曜日の朝8時から、限定30食で提供されます。これに先駆けて4月17日に行われた開催記念イベントに行ってきました。

チラシで開催を知った学生や近隣の方が開店を待っています。

六甲アイランドのマリンパークにある神戸国際大学の食堂「スカイコート」は、海を眺めることのできる開放感たっぷりの立地。1階と２階があり、広々としたスペースが広がります。普段から地域の皆さんの憩いの場として一般利用が可能となっています。

神戸国際大学学生会のメンバーもイベント対応に加わり、朝から学外や入り口で、チラシ配りや誘導を手伝っていました。

この日のメニューは「肉うどん」。トレーを持って順番に並ぶと、「どうぞ～」と笑顔で手際よく提供されます。

あたたかいうどんの上には、甘辛い牛薄切り肉と人参や糸こんにゃく、豆腐などが乗っており、朝食には食べやすくてパワーもつくメニューです。

1食分が200円という低価格が実現するのは、使用される食材の多くが「フードバンク神戸」から提供されているため。フードロス防止のため、消費期限の近い食材を活用しています。肉うどんには、冷凍の牛丼の具が使われていました。

同大学では、これまでも春休みを利用して、地域の子どもたちに向けた工作等のワークショップイベント「子ども夢食堂ワークショップ」を開催しており、その際にも同様に「フードバンク神戸」の食材を活かした無料ランチを提供していました。今夏も同イベントを開催する予定です。

この日食べに来ていた学生は「チラシで知ってきました。たまに利用したい」と話していました。また六甲アイランド内のウォーキングスタンプラリーのコースになっており「今日は散歩のついでに立ち寄りました」という近隣住民の方も。「朝幼稚園に子供を送った帰りに食べに来ました」というママさんもいたりと、様々なニーズがありそう！

海の見える窓際の席

大きな窓からは海も見え、清々しい天気とも相まってなんだか気持ちのいいのんびりとした時間が流れています。

メニューは、今後アレンジを変えながら、朝食にピッタリな、少し軽めでかつ元気の源となるようなものをと考えているそう。

大学の担当者は「朝ごはんを食べてこない学生や、朝練を終えた運動部の部員たちもいます。フードロス削減のためにもなり、それが学生たちや近隣の方に喜んでもらえるなら嬉しい」と話していました。