阪神甲子園駅から北へ向かって歩くこと約10分、鳴尾御影線沿いにある神戸屋レストランの隣のビルの地下に、地域の人に長く愛され続ける中華料理店「チャイナ バル BIG UP!（ビガッ！）」（西宮市）があります。

「四川麻婆豆腐ランチ」1,200円（税込）

人気の秘密は日本人の味覚に合わせ、自家製調味料を駆使した本格中華料理。お昼の「四川麻婆豆腐ランチ」は、次々と変わる味の変化にどっぷりとハマる人が続出すると聞いて訪ねてみました。

黒と白を基調としたスタイリッシュな店内は中華料理店らしからぬ落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと食事ができるように背もたれが高い椅子や、テーブルの間は広めにとられています。

奥には開放的でありながら個室のようにも使える仕切りがあり、プライベートを大切にしたい食事会やファミリーでの利用にもぴったりです。

同店の四川麻婆豆腐は大阪・福島の名店＜中国菜OIL（オイル）＞の味を受け継いだもの。

最後にラー油を鍋肌から入れることで風味や香りがぐっと引き立ちます

豆腐はのど越しのいいソフトもめんを使用、湯通しすることで煮くずれを防ぎます。肉みそや手間ひまかけた自家製の調味料を手際よく一気に合わせると、思わずゴクリと喉が鳴るほどのいい香りが！

ご飯のお代わりは１杯までOK。プラス300円でチャーハンに変更もできます

目の前にやってきた麻婆豆腐をひと口食べると最初は甘味がきて、すぐに旨味、そして心地よい辛味、最後にシビレ！くるくると変わる味の変化に頭の中は？？になりながら、何度も何度もご飯の上に乗せて食べるスプーンが止まりません。食べ応えのあるひき肉とにんにくの芽で食感をプラス、さらりとした油は最後までご飯にかけたくなるほど深い味わい。

この日はビーフンのサラダ、大根餅、卵のスープでした

サラダやスープは途中で舌のピリピリを和らげてくれるやさしいお供。さりげなく小皿に乗った大根餅も本当に丁寧に作られていて、大満足のランチでした。

ほかにも、数量限定のシェフランチや大海老のマヨネーズランチ、五目チャーハンや天津飯などのご飯もの、キッズランチも用意されているそうで、子ども連れが多いというのも頷けます。

また、“バル”というだけあって、ビールやハイボールはもちろん、紹興酒、飲みやすい果実酒など料理に合わせたお酒も充実しているとのことなので、今度は夜にゆっくりと訪れてみたいなと思いました。

少しかけるだけで味に深みが加わる「自家製四川辣油」600円（税込）

休みの日はさまざまな中華料理のお店を訪ねるという探求心の強い店主の鷲尾さんは、「料理に関しては一生勉強。完成しても常にアップデートはしていきたいです」と話します。

季節限定や月替わりメニューなど、いつ行っても楽しみがあるお店です。