神戸市兵庫区の『兵庫県立兵庫津ミュージアム』ひょうごはじまり館2階で、4月27日より企画展「温泉と西国三十三所巡礼―ひょうごを巡る旅―」が開催されます。期間は6月23日まで。

同展覧会では江戸～大正時代の温泉（有馬・城崎）や聖地巡礼（西国三十三所巡礼・金毘羅詣り）の「旅」の歴史を辿る古文書・絵画など約50点を展示。人々をひきつけるその魅力と人々の旅の軌跡にせまります。

古来より住んでいる場所を離れて”旅”に出ることは人々の憧れであり、心の保養となっていたそうですが、中でも江戸時代、特に人気が高かった旅先は「温泉」と「西国三十三所巡礼」などの寺社巡礼だったのだとか。旅日記や道案内の図からは、今にも通ずるその人気の高さがうかがえます。

展覧会には、公式キャラクターとして旅先案内犬のお寺が大好きな”シロ”と温泉が大好きな”クロ”が登場！さらに分かりやすく展示を楽しめそうです。

また講演会などの関連イベントも開催されます。担当者は「私たちもつい行きたくなる温泉や神社巡礼。特に江戸時代の人たちとの共通点や意外な旅の方法などをシロとクロと一緒に楽しく学んでもらえたら」とコメントしています。