知る人ぞ知る!まさに”隠れ家”でいただくほっこりランチ
駒ヶ林の『隠れ家 巛(せん)』で体に優しいランチをいただいてきました 神戸市
駒ヶ林にある『隠れ家 巛(せん)』は、住宅街の中にひっそりとたたずむ古民家カフェ。「“隠しておきたい” 気持ちもあるけれど、これはみんなに知ってもらいたい!」と思うような魅力満点のお店でした。
場所は神戸市営地下鉄・海岸線「駒ヶ林」駅から歩いて5分。距離としては近いのですが、そこはまさに”隠れ家”。六間道商店街をまっすぐ抜け、三木金物店の横の道を入ったところにあります。
長屋の1つに立てかけられた看板が目印!取材時には、ドアを開ける前からすでにお客さんの賑やかな声が聞こえていました。
店に入るとすぐ、かわいらしい雑貨が目に入ります。こちらはスタッフの方が間借りする形で販売しているアフリカ雑貨。
「アフリカンバティック」と呼ばれる布を使った雑貨やアクセサリーなどが並びます。古民家のような外観とのギャップに、入った瞬間からワクワクがとまりませんでした。
店主の江本さんは、幼少期からまさしくこの店のような長屋で生活してきたのだとか。震災後、耐震の面などから引っ越しをする人が増え、空き家となってしまった民家が多くあることにもやもやした気持ちを抱えていたそう。
江本さんはこういった古民家を改修し、店をオープン。当初、店は駒ヶ林の別の場所にある築100年の古民家で経営されていましたが、今年1月、老朽化を理由にこの場所にお引越ししてきました。
提供されている野菜たっぷりの「おばんざいランチ」は、できるだけ無農薬・減農薬の食材を使用。江本さんが前日に自分で仕入れを行い、その食材に合ったメニューを考えているのだとか。そのため、その日どんな料理が提供されるかは「お楽しみ」とのこと。
この日のメニューはメインのミートボールに加え、7種類の小鉢と粕汁。新玉ねぎや春わかめなど旬の食材を使った料理が並んでいて、食べる前から「これは体も心も元気になれるぞ!」という気持ちに。
メインのミートボールは食欲をそそるカレー風味で、しっかりお肉の味わいを感じます。
またこちらは白菜の花を使ったおひたし。白菜の花をいただいたのは初めてだったのですが、白菜の香りがほんのり鼻に抜け、ほろ苦い味わいと合わさっておいしかったです。
店名である「巛(せん)」は「巡る」という字からヒントを得たそう。これまでリラクゼーションサロン、エステサロンで体や心を整える仕事を行う中で「中から食べるものの大切さ」を体感してきたという江本さんが、料理でも体を「巡らせる」ことを意識して名付けたのだとか。
店の向かいには江本さんが経営するサロンもあり、内からも外からも健康になれそうです。
「多くの人にとって店が憩いの場となり、ただいま、と帰ってこれる場所になれたら」と話してくれた江本さん。料理はもちろんその空間が、足を運ぶ人の元気の源となりそうです。
詳細情報
- 場所
- 隠れ家 巛
(神戸市長田区駒ヶ林町4丁目19-10)
GoogleMapsで探す - 時間
- 11:30~14:00
- 定休日
- 土曜日、日曜日、月曜日
- 備考
- 第2・第4木曜日はカレーランチの日
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