超絶的な技巧による刺繍の数々

『超絶刺繡Ⅱ－神に捧げるわざ、人に捧げるわざ－』　神戸市東灘区

　古今東西さまざまな場面で生み出されてきた特色的な刺繡にまつわる特別展示『超絶刺繡Ⅱ－神に捧げるわざ、人に捧げるわざ－』（Kiss FM KOBEなど後援）が4月18日、神戸・六甲アイランドの神戸ファッション美術館で始まる。6月28日まで。

　同展では、日本の祭りを代表し美術的にも評価の高い「京都祇園祭」と「長崎くんち」にスポットを当て、長刀鉾（なぎなたほこ）を飾る豪華な懸装品（けそうひん）や長崎刺繡の匠の技を展示するほか、その技術やルーツ、保存に心血を注ぐ人々の取り組みまでを紹介。また、18世紀ロココ時代のヨーロッパ宮廷で着用された男性衣装に施された刺繡、金銀煌めくドレス、20世紀初頭からパリを彩ったオートクチュールのドレスも同時に展示されている。

　4月18日・5月9日・6月13日には、刺繍作家でジュエリーデザイナーの雲井恭子さんによるオートクチュール刺繍の実演も実施。事前申し込みなど不要で、入館料のみで見学することができる。

□オートクチュール刺繍の実演

開催日 4月18日（土）・5月9日（土）・6月13日（土）
時間 14:30～17:30

場所 神戸ファッション美術館展示室入口
料金 無料※別途入館料は必要

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