濃厚な鯛の旨味を堪能!〆は鯛飯にスープをかけて
阪神御影「真鯛そば はなたば」に行ってきました 神戸市
阪神御影駅高架下にある『真鯛そば はなたば』(神戸市東灘区)は約1年半前にオープンした鯛出汁ラーメンの専門店。お昼は並ぶこともあるというその人気ぶりがずっと気になっていたので、その味を確かめに行ってきました。
駅を北に出て高架に沿って西へ4分ほど歩くと、のれんはためく上品な和食屋さんのような外観が見えてきます。
店内正面には優しい木の風合いのカウンターがあり、テーブルセットやお水のポットが整然と並んでいます。綺麗で明るい店舗は女性も気兼ねなく入れる雰囲気。
今回は「真鯛そば(しお)」をチョイス。そして「鯛飯」、これは外せません。平日のお昼はお得に120円で食べられるとあって、お客さんの約半数は注文するんだそう。
ほどなくして真鯛そばが登場!透き通ったスープがキラキラと光り、なんと鯛のお刺身が乗っています!
レアチャーシューに白ネギ、カイワレ、小松菜の上に鯛の刺身、手前には穂先メンマ、柚子ペーストといったトッピングが美しく、上品な印象です。
スープは濃い鯛の旨味がありながらスッキリとしていて、ひと口またひと口と飲みたくなる味。出汁は、宇和島産をはじめ瀬戸内の真鯛の中骨とアラを、一旦焼いてから煮出しています。動物性のものは加えず、鯛と昆布のみで仕上げるのがスッキリとした飲み口の秘訣だそう。
返しには鯛に合わせた瀬戸内産の塩に加え、干物やホタテエキスを使い、コクを出しています。
全粒粉入りの中細ストレート麺を啜るとスープと絡んで口の中へ。もちっとした食感もクセになります。店内には製麺室を備え、毎朝スープに合わせて2種類の麺を打っています。天気や湿度などによって水分量を変えるなど、細やかに対応できるのは製麺室を持っているからこそ。
トッピングの柚子ペーストを溶かしてほんのり風味づけ。鯛出汁と柚子の相性は間違いない!テーブルには3種の味変セットもあり、さらに風味を足すこともできます。
いつの間にかスープの熱で白くなっていた鯛の切り身はとても柔らか。出汁とは別の地元兵庫の明石鯛を使っています。低温調理を施したレアチャーシューや長くて柔らかい穂先メンマなど、ラーメンだけでも楽しみは盛りだくさんです。
いよいよ鯛飯を、まずはそのままで。控えめな塩味の効いたご飯に、鯛のほぐし身がたっぷり混ぜ込まれています。敢えてさまざまな大きさにほぐし、存在感を出しているそう。
最後はスープをかけて鯛茶漬けのようにサラサラっといただきます。最高の〆です!中には鯛のお刺身をこちらに乗せて楽しむ方もいるそう。
ラーメン一杯に鯛飯まで完食。これでもかと鯛を堪能した割には、苦しいほどお腹にたまらないのが不思議。これは女性のお客さんが多いのもうなずけます。奥のテーブル席に、ベビーカーを押した女性が一人で来られることもあるんだとか。
次は、塩よりも少し濃く出汁をとっているという「白湯」や、追い飯つきの「まぜそば」を食べに再訪したいと思います。
詳細情報
- 店舗
- 真鯛そば はなたば
(神戸市東灘区御影本町8丁目14-17)
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11:00〜14:30
18:00〜21:30
●土日祝
11:00〜14:30
17:00〜21:30 - 定休日
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