自然薯をメインにした体に優しい山芋料理
白浜町にある『倭風酔 (わふうすい)』でとろろ料理を食べてきました 姫路市
姫路市白浜町にある自然薯料理『倭風酔(わふうすい)』へ行ってきました。
今年で開店22年目を迎えた同店は自然薯をメインに山芋料理が提供される珍しいお店。「倭風酔(わふうすい)」という名前は、「倭(やまと)の雰囲気に酔って欲しい」ということが由来だそうです。
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自然薯は生産者が少ないため市場で流通しておらず農家に出向くしかないという手間が掛かる食材ですが、オーナーの澤田さんが以前県外で務めていたお店で出されていた自然薯に魅力を感じ「とろろ料理」を提供するお店を地元の姫路に開きたいと思ったそうです。
座席はテーブル、お座敷、カウンターがあるのでシチュエーションに合わせて利用できます。
今回、筆者が選んだのは「倭(とろろづくし御膳)」です。自然薯料理にこんなに品数があるのかと驚きました。
最初はとろろご飯から。いり大豆が入った雑穀ご飯をお茶碗によそってワクワクしながらとろろをかけます。
とろろは、たっぷり入っているので多めにかけても大丈夫!自然薯なので粘りが強いのかと思いましたがサラサラとしていて食べやすくプチプチした食感の雑穀ご飯によく合います。
うずらの卵を入れて味変も楽しめます。運ばれてきた時は、ご飯が多く食べ切れるかな?と思いましたが、ぺろっと完食できました。
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自然薯豆腐の見た目は胡麻豆腐のようですが胡麻豆腐より柔らかくとろける口当たりで自然薯の香ばしい香りが広がります。
自然薯の短冊には海苔の佃煮とオクラといくらが添えられています。あっさりした自然薯に海苔の佃煮のしょっぱさがとてもよく合います。
まぐろの山かけというと赤身のまぐろを使うイメージがありますが、同店では本まぐろの中トロが使われているので脂が乗っていて食べ応えがあります。
こちらはとても贅沢な一皿。山芋、豆腐、すり身、銀杏、カニなどを使ったがんもどきのようなお料理です。きめ細かくなめらかで口当たりが良く、上にかけられたあんかけが優しい味を引き立てます。
むかごは山芋の葉の付け根に出来る球状の芽のことです。筆者は「むかご」を初めて食べたのですが、とても食べやすく懐かしさを感じる食感です。味噌味でゴマがかかっていてお菓子のように食べやすかったです。
食後のデザートに自然薯アイスをいただきました。バニラアイスに山芋が練り込まれておりスプーンを入れると、いかにも「山芋」と感じるねっとりとした感触です。香ばしく甘さ控えめで、後味がスッキリしているので食後にぴったりでした。
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お土産に、山芋の一種のつくね芋チップスをお持ち帰り♪塩加減が絶妙でパリッとした中にほんの少しねっとり感がありお酒が欲しくなる味わいまでした。
栄養価の高い自然薯をたっぷりと食べられるということで大人気の同店。自然薯の焼酎も置いてありこだわりを感じる事ができます。家族や友人と、または仕事帰りに訪れてみてはいかがでしょうか。