おはし、スプーン、えんぴつ立て…好きなものをつくろう

『ちょこっと木工』　神戸市中央区

　全国的にも珍しい大工道具をテーマとした博物館・竹中大工道具館（神戸市中央区）では、木工に親しむワークショップ『ちょこっと木工』を定期開催している。

　竹中大工道具館は、株式会社竹中工務店（大阪市）が創立85周年の記念事業として1984年7月に開館。品質のよいものほど摩耗するまで使われ消滅してしまう「大工道具」を民俗遺産として収集・保存し、研究・展示を通じて後世に伝えていくことを目的とした企業博物館としてスタート。1990年には歴史博物館として登録され、設立30周年を迎えた昨年秋にはJR「新神戸駅」前へ移転・オープンした。

　新設された木工室では、「宮大工が居る博物館」というユニークな特色を活かし、プロの技を間近に体感できるプログラムを用意。なかでも気軽に立ち寄り、木工を楽しめる『ちょこっと木工』が人気を集めているという。同イベントは、より深く「大工道具」に親しむことができるようにと企画されており、年齢を問わず誰もが参加できる。箸やスプーン、鉛筆立てなど約10種類の工作キットの中から好きなものを選び、木の温かみを感じながら制作工程を体験する。参加料は100円～1,500円で、キットによって異なる。

　土・日・祝日の実施が基本だが、別イベント開催日などは行われないため、スケジュールは随時公式サイトで案内される。

詳細情報