尼崎三和商店街の中にある創業60年以上の国産牛ホルモン専門店『かごもと』（尼崎市）で、行列のできる「ホルモン焼き」をテイクアウトしてきました。

地元の方はもちろん、TVやSNSで話題になり遠方から訪れるお客さんも増えてきてるのだそう。

店頭には、九州から届く新鮮な「レバー」や「こてっちゃん」などのホルモンがずらりと並んでいます。牛、一頭分を仕入れているため、普段スーパーでは見ることのない希少な部位のホルモンも購入することができます。

筆者が気になったのは、ひときわ大きい「ホッペ」というホルモンで、これは牛の頬ではなく、「肺」の部分。「ホルモン焼き」の中にも入っていて、マシュマロのような不思議な食感で淡泊な味わいなんだとか。ほかにもからあげや天ぷらにしてもおいしいそうです。

毎朝10時頃からその日に仕入れたばかりの国産牛ホルモンを丁寧に下処理し、厳選された8種類以上をミックスして「ホルモン焼き」を調理されています。ミノ、バラ肉、タンなどが入ったお肉を見せてもらいましたが、色味からも本当に新鮮さが伝わってきます。

休日は、平日の3倍以上を焼き上げ、連日これを目当てにたくさんのお客さんが訪れます。

こんなにたくさんのホルモンを焼いてる様子を見たのは初めてなので、圧倒されてしまう筆者。取材中もホルモンのいい香りが漂っていたので、筆者のお腹はぐう～と音を立てそうでした♪

店主の籠本さんは、慣れた手つきでコテを動かし、大量のホルモンを焼いていきます。

だいたい毎日10時30分頃に出来上がるそうで、出来立てを求めてすでにお客さんが待っておられました。100gから購入でき、その後も200、300gとまとめて購入するお客さんの姿も見受けられました。持ち帰りだけでなく、晴れた日にはベンチをだしてくださるので、そこで座って食べることもできるそう。

ほかにも、ホルモンだけではなく、上質な「カルビ」や「バラ肉」「タン」も販売されているので、焼肉が急に食べたくなってしまいます。

「ホルモン焼き」100g/340円（税込）

テイクアウトした「ホルモン焼き」を熱々のうちに早速いただきます。

コリコリやふわっととろける食感、ジューシーな味わいのものまで様々なホルモンがミックスされているので、お酒のアテにも最高です♡自家製のピリ辛タレがこれまたクセになるので、食べ終わるころにまたぜったい食べたいと思わせてくれる味でした。