昨年12月、加古川市にオープン！タルトとお菓子のお店『Le Cœur（ルクール）』に行ってきました。一口食べて「これは家族にもどうしても食べてほしい！」と購入して帰ったタルトの数々を、店主のこだわりと共にお伝えします。

場所はJR「加古川」駅から歩いておよそ12分。店は1989年創業のフレンチレストラン『ポム・ココット』の中にオープンしました。

両親から店を継ぎ2代目として店を切り盛りしている店主は、その季節ごとに旬のものを食べさせてくれたというお父さんの影響もあり、フルーツ好きに。店を継ぐ前、他店でデザートづくりを行っていたという経緯もあり「フルーツの良さを一番活かせるタルトを販売したい」と店をオープンしました。

生クリームやスポンジを使ったケーキよりもフルーツのみずみずしさや味わいがダイレクトに伝わるので、その良さが活きるのだとか。店には毎週10～12種類ものタルトが並び、その多くが旬のフルーツを使ったものです。

「苺のタルト」850円

今回はそんなフルーツを使ったものと、新作をいただきました。まずは今が旬のイチゴを使った「苺のタルト」。目を引く艶々なイチゴが小さなタルトになんと6つものっています。

ザクザク、ガリガリなクッキー生地に甘酸っぱいイチゴの味わいが◎。オレンジ色にも見えるクリームはなんとカスタードで、「高砂の夕日」と呼ばれる卵を使うことでこの色合いになっているのだとか。卵の味わいが強く、とっても濃厚でした。

「生チョコタルト（ルビーチョコレートver・マンディアン）」708円

こちらは新作の「生チョコタルト」。ルビーチョコを使った生地にナッツやドライフルーツをこれでもかと敷き詰めています。ベリーのような爽やかな酸味を感じるチョコに、ドライフルーツの甘さとナッツの香ばしさがよく合い、満足感の高い一品でした。

「生チョコタルト（ルビーチョコver）」660円

使うフルーツはもちろん、その素材すべてにこだわりを持っているという店主。生地には県産か国産の小麦粉を厳選して使用。クッキー生地のアーモンドクリームにはスペイン産のアーモンドパウダーを使っていて、どのタルトも甘すぎず香ばしさを感じます。

「生チョコタルト（オランジェット）」695円

また外側はザクザクなのに、一口食べると少しねっとりとした食感を感じられるのも特徴。たくさん種類があるのでいろいろ食べたくなりますが、1つでも満足度が高くておいしかったです。

「チョコレートテリーヌ」1850円

さらに店ではタルトのほか、クグロフやチョコレートテリーヌなどの焼き菓子なども購入できます。また最近では野菜ソムリエの資格を持つ店主が「野菜の良さを引き出した自信作」を話すキッシュも販売されているので、タルト以外にも色々な楽しみ方ができそうです。

今はお持ち帰りがメインですが「店の状況によっては平日の14時から16時の間にイートインの利用が可能な場合もあるので、お気軽にお問い合わせください」とのこと。3月1日から3日の期間にはホールタルトのほか、ひな祭り仕様のタルトも登場するのだとか。これからの季節、ホワイトデーのお返しなどにも喜ばれること間違いなしです♪