フワフワ食感と卵の風味が口の中に広がる!
西新町にある「吟海堂」で素材にこだわったカステーラをいただきました 明石市
春は出会いと別れの季節…贈り物をする機会も多いかもしれません。そこで、今の季節にぴったりのスイーツを見つけてきたのでご紹介します!
「吟海堂(ぎんかいどう)」(明石市)は山陽電車「西新町駅」から徒歩5分ほどのところにある「カステーラ」と「プリン」のお店。先日オープンから2年を迎えた、まだ新しいお店なんです。
スタイリッシュな店内ですが、どこか南蛮文化の雰囲気も感じます。オーナーの相良さんは、「明石といえばコレ!」という新名物を作りたいと考え、他業種からお菓子作りを始められたんだそう。
何度も長崎へ足を運んでカステラの人気店を視察したり、作り方を教えてもらうなどして研究を重ねたんですって。微妙な温度や分量の違いで出来が変わるため、試作を繰り返した研究ノートは10冊以上。材料は、卵、小麦粉、牛乳、砂糖ととてもシンプル。だからこそ誤魔化しがきかず、作るのも難しいんだとか。
そんな同店の看板商品がこちらの「カステーラ 」。こだわりの卵と牛乳が使われています。卵や牛乳も何種類も試したんだそう。膨張剤などの添加物が入っていないので、子どもに安心して食べさせられるのも母親としてとてもうれしいポイントです。
手に持つだけでわかるフワフワな食感!一口食べると、卵と小麦の豊かな香りが口の中いっぱいに広がります。しっとりしているけれど、とても軽くて口の中でほどけるんです。程よい甘さで、ついついもう一切れと手が伸びます。
さらに、今の季節にぴったりなのが「桜カステーラ」。春らしいきれいな桜の箱に入っています。
口に入れるとフワフワな食感と優しい甘さはそのままに、上品な桜の香りが鼻に抜けていっきに春の気分になります♪
同店のカステーラの中でも特別な一品が「大吟焼」です。卵は、長崎の名店で使われている「カステラ専用」のものを使用しているんだそう。濃い黄色の生地の秘密は「卵黄」で通常のものの倍量が使われているんですって。
プレーンと色を比べると、この通り。より豊かな卵のコクとはちみつの甘さを感じます。さらに底面のほろ苦さと、ザラメの食感がアクセントになり、生地の素材の美味しさを一層引き立てているんです。心から特別な気分になれるお菓子でした。
カステーラとともに人気なのが「特上プリン」。こちらも材料にこだわっていて、丹波産の卵と兵庫県産の卵を使用しているんだそう。
とろとろなプリンで口に運ぶとまず卵の風味が広がったあと、さっぱりとしたミルクの味が追いかけてきます。贅沢な気分になりました♪
今では、評判が広がり大阪や神戸の百貨店などからも、出店しないかと声がかかることがあるんだそう。しかし相良さんは明石だからこそ味わえるということにこだわりたいとのこと。「明石といえば吟海堂のカステラ!といってもらえるようになれば」とおっしゃっていました。
詳細情報
- 場所
- 吟海堂
(明石市田町2丁目11−18)
GoogleMapsで探す - 時間
- 10:00〜18:00
- 定休日
- 木曜日
- TEL
- 078‐922‐1082
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